牛車で往く

日記や漫画・音楽などについて書いていきます 電車に乗ってるときなどの暇つぶしにでも読んでください

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浜辺美波のオールナイトニッポンが思いのほか面白かった

休みの日が長く続くと、次第に生活リズムが後ろにずれていき、寝る時間は遅くなっていく。とはいえ、大学生のころのように2か月近く休みが続くわけではないから、大きく狂ってしまわないようにせめて夜中の2時までには寝ようと、12時半には眠たくなくても布…

2020年の年末を過ごした感じ

世が世なので、誰にも会わずにひとりで年末を過ごすことに。例年よりもヌルっと静かに仕事を納め、大晦日に大寒波が直撃するとのニュースを耳にしたため、それに備えて数日分の食料を買い込むべく近所のスーパーへと足を運んだ。 大晦日と言えば年越しそばを…

続・蜜柑の輝きは何によるもの?(平岡敏夫「ある文学史家の戦中と戦後」)

以前に読んだ荒川洋治の「読むので思う」の中で引用されていた、平岡敏夫の「ある文学史家の戦中と戦後」を読んだ。 ある文学史家の戦中と戦後―戦後文学・隅田川・上州 (学術叢書) 作者:平岡 敏夫 メディア: 単行本 「読むので思う」では、平岡敏夫の「ある…

河川敷ですれ違うおっちゃんに教えてもらったこと

家を出て自転車に乗り会社に向かって漕ぎ始めると、ペダルを漕ぐのに合わせてキコキコと音が聞こえてきた。大学を卒業し会社に就職して以来ずっと同じ自転車に乗り続けてるのだが、そろそろガタが来ているのかもしれない。とはいえそんな音が聞こえてくる頻…

御所の読み方は「ごしょ」で、御苑の読み方は「ぎょえん」

最近は洗濯物の乾きが非常に悪いから、せめて朝早くから洗濯して外に干しておく時間を少しでも長くできれば多少は乾きもマシになるだろうと、自分が目を覚ましてすぐに洗濯が開始されるよう、洗濯機の開始タイマーを予約しておこうと思い立った。洗濯機の予…

蜜柑の輝きは何によるもの?(荒川洋治「読むので思う」)

荒川洋治のエッセイ「読むので思う」を読んでいると、アメリカの学生は芥川龍之介の「蜜柑」における汽車の窓から蜜柑が投げられるシーンを読んで、その場面には神様が関わっていると解釈するとの記述があった(正確には、荒川洋治が平岡敏夫の「ある文学史…

涼しい夜から肌寒い夜に変わったころ

初めて訪ねた街を歩いていると、その風景の中に自分の知っている街の面影を探してしまう。あ、ここはあそこらへんっぽいなあとか、ここはあそこらへんの雰囲気に似てるなあとか。そんなふうにして目の前の街の輪郭を知っている街のものに当てはめてみるのだ…

開架式書架の前で深刻ぶる在りし日

金曜日。雨ということで電車にて通勤。ウォークマンでThe Bandのセルフタイトルアルバム「The Band」を聴いていると、めちゃくちゃ気持ちがしっとりしてきて家に帰りたくなった。 The Band アーティスト:The Band 発売日: 2001/08/27 メディア: CD このアル…

もう虫なんて捕まえないお年頃

最近、知らない間にしれっとNHKで「浦沢直樹の漫勉」がneoになって復活していた。言ってよ、誰か。 www.nhk.jp 漫画家が作品を描く姿を定点カメラで撮影し、その映像をその漫画家本人と浦沢直樹が見ながら対談するといった番組。数年前に「浦沢直樹の漫勉」…

「ファンタジー」と「海に帰す」

布団の上で平民金子の「ごろごろ、神戸。」を読んでいると、ごろごろ神戸2の章に収録されている「ファンタジー」が素晴らしくてやられてしまった。 ごろごろ、神戸。 作者:平民金子 発売日: 2019/12/10 メディア: 単行本 特に冒頭の、子どもが地面のあたた…