以前ブログに書いたこの本を読んで以来、ずっと行ってみたいと思っていた住吉川に先週行った。 www.gissha.com 住吉駅を出てまっすぐに住吉川へ向かってしまうと、川に着いてから歩いて下る距離があまりないかなと思い、ある程度北に上ってから向かうことに…
机の上に積まれた本の山の中から適当に一冊を手に取ってページを開く。読み始めたはいいが、なんだかつまらなくなってすぐに閉じて寝転がる。スマホをいじりながら、これはあれだ、家の中だからだ、なんてことを考える。外で本を読みたい。外の方がなんだか…
コロナウイルスのワクチンを打った。打ったのはモデルナ。ワクチン摂取会場のビルに着くとアルバイトっぽい人に迎えられ、予診票を見せると問診のブースに案内された。簡易のパーテーションにより即席で作られたブースに入ると、そこには白衣を着た多分お医…
七月二十一日、水曜日。四連休に向けて本でも買おうと思い立つ。会社帰りに本屋に向かって自転車を走らせていると、そういえば文芸誌のどれかで長嶋有を特集したものが出ていたな、と思い出す。本屋に着いて雑誌コーナーに足を運ぶと、それは群像であった。 …
最近は雨の日が多い。だから、休日に雨が降っていなければ、たとえ空が晴れておらず重そうな雲が広がっていようと濡れずに歩ける、ただそれだけで貴重なことであり、隙ありといった具合にとりあえず外に出る。それに七月ももはや三分の一を迎えていて、歩く…
7月4日、日曜日の日記。この日は雨が降って蒸し暑くて、家で本を読んでいても集中できなかった。クーラーをつけるのはまだ早いかと思いながらも、結局16時ぐらいの凪の時間に我慢できずにつけてしまった。 クーラーをつけても一度失われた読書への集中力が帰…
最近は朝起きるたびに大谷翔平がホームランを打っている。今日は1日に2本もホームランを打っていて、今季、誰よりも早く30号に到達した。 NUMBER 30. pic.twitter.com/CjUX8ZUAQb — MLB (@MLB) 2021年7月3日 大谷を見て、ホームラン王を争う選手はこんなペー…
去年は夏前に、自分で買ってきた洗浄スプレーを使ってエアコンを洗ったのだけれど、いざ夏が来てスイッチをオンにすると、なんとも言えないにおいの風が吹いてきた。だから今年は業者に頼んでちゃんと洗ってもらおうと、ネットでクリーニングの依頼を申し込…
暇すぎて散歩に行った。電車の車窓から眺める街がどれもいい街のように思えるのは、自分が住むことのない関係のない街だから。電車に乗りながら、人生で一度しか訪れたことがないけれど何故か印象に残っている場所を再訪するみたいな企画の番組をやってほし…
今日、お昼ご飯を買いにセブンイレブンへと行った道すがら、見かけた人たちの半分ぐらいが半袖を着ていた。確かに最近は暖かくなって来た。先週の木曜日の会社帰りの夕方なんて、自転車で走っているとめちゃくちゃ過ごしやすくて気持ちのいい完璧な気温で、…
ゴールデンウィークは本を読もうと、山納洋の「歩いて読みとく地域デザイン」という本を買って読んだ。 歩いて読みとく地域デザイン: 普通のまちの見方・活かし方 作者:山納 洋 発売日: 2019/06/02 メディア: 単行本(ソフトカバー) これまでも誰かと話をし…
寝る前に布団の中でスマホをいじっていると藤原無雨の小説「水と礫」の試し読みに行きついて、それが面白かったから買ってしまおうかと一日悶々と悩んだ結果、買った。 水と礫 作者:藤原無雨 発売日: 2020/11/13 メディア: 単行本 試し読みはこちら web.kawa…
この前、個人的な興味からプルースト現象について調べた。 www.gissha.com 自分はマスクを外したときに感じられる匂いによって胸がグッとくる体験から、これはどういう仕組みでこんなことになるのだろうと気になり調べたことでプルースト現象にたどり着いた…
最近フジファブリックの「茜色の夕日」を聴いた。 フジファブリック (Fujifabric) - 茜色の夕日(Akaneiro No Yuuhi) 自分は特にフジファブリックのファンというわけではなく、彼らの有名な曲をいくつか知ってはいるがアルバムをわざわざ聴いたりはしない、そ…
暖かくなってきて 春の海 終日のたり のたりかな 与謝蕪村 の感じを味わいたくなって海を見に行った。とりあえず電車に乗って海が近くにある駅へと向かう。駅を降りて南に行けば海を眺めることができる開けたところに着くだろうと、なんとなくで歩みを進めた…
ずっとマスクを着けているから、この冬は自分の口から白い息が出るところを見ていない。マスクを着けていなければ口どころか鼻から白い息が出ることもあったのに。白い息の正体は水蒸気が冷やされたものであり、水蒸気は気体で、白い息になったらそれはもう…
チャットモンチーの「8cmのピンヒール」を聴く。 告白 アーティスト:チャットモンチー 発売日: 2009/03/04 メディア: CD いい曲やなあと思う。ピンヒールを履いたら走りにくいのかそうでもないのかはよく分からないし、8cmのピンヒールが高いのか低いのかち…
1月は結構本を読んだ。 きことわ (新潮文庫) 作者:朝吹 真理子 発売日: 2013/07/27 メディア: 文庫 朝吹真理子の「きことわ」はとても丁寧な作品で良かった。この小説では現実と夢と過去の記憶が入り乱れながら話が進んでいくため、読んでいると自分の記憶は…
最近は外に出るのも憚られるから、外出したとしても家と会社の間、もしくは家とスーパーの間を往復するぐらいしかない。そうすると、もう飽きるほどに通ったこれらの道中に、なにか面白いものはないかと探すようになった。そんな風にして日々を過ごしている…
休みの日が長く続くと、次第に生活リズムが後ろにずれていき、寝る時間は遅くなっていく。とはいえ、大学生のころのように2か月近く休みが続くわけではないから、大きく狂ってしまわないようにせめて夜中の2時までには寝ようと、12時半には眠たくなくても布…
世が世なので、誰にも会わずにひとりで年末を過ごすことに。例年よりもヌルっと静かに仕事を納め、大晦日に大寒波が直撃するとのニュースを耳にしたため、それに備えて数日分の食料を買い込むべく近所のスーパーへと足を運んだ。 大晦日と言えば年越しそばを…
以前に読んだ荒川洋治の「読むので思う」の中で引用されていた、平岡敏夫の「ある文学史家の戦中と戦後」を読んだ。 ある文学史家の戦中と戦後―戦後文学・隅田川・上州 (学術叢書) 作者:平岡 敏夫 メディア: 単行本 「読むので思う」では、平岡敏夫の「ある…
家を出て自転車に乗り会社に向かって漕ぎ始めると、ペダルを漕ぐのに合わせてキコキコと音が聞こえてきた。大学を卒業し会社に就職して以来ずっと同じ自転車に乗り続けてるのだが、そろそろガタが来ているのかもしれない。とはいえそんな音が聞こえてくる頻…
最近は洗濯物の乾きが非常に悪いから、せめて朝早くから洗濯して外に干しておく時間を少しでも長くできれば多少は乾きもマシになるだろうと、自分が目を覚ましてすぐに洗濯が開始されるよう、洗濯機の開始タイマーを予約しておこうと思い立った。洗濯機の予…
荒川洋治のエッセイ「読むので思う」を読んでいると、アメリカの学生は芥川龍之介の「蜜柑」における汽車の窓から蜜柑が投げられるシーンを読んで、その場面には神様が関わっていると解釈するとの記述があった(正確には、荒川洋治が平岡敏夫の「ある文学史…
初めて訪ねた街を歩いていると、その風景の中に自分の知っている街の面影を探してしまう。あ、ここはあそこらへんっぽいなあとか、ここはあそこらへんの雰囲気に似てるなあとか。そんなふうにして目の前の街の輪郭を知っている街のものに当てはめてみるのだ…
金曜日。雨ということで電車にて通勤。ウォークマンでThe Bandのセルフタイトルアルバム「The Band」を聴いていると、めちゃくちゃ気持ちがしっとりしてきて家に帰りたくなった。 The Band アーティスト:The Band 発売日: 2001/08/27 メディア: CD このアル…
最近、知らない間にしれっとNHKで「浦沢直樹の漫勉」がneoになって復活していた。言ってよ、誰か。 www.nhk.jp 漫画家が作品を描く姿を定点カメラで撮影し、その映像をその漫画家本人と浦沢直樹が見ながら対談するといった番組。数年前に「浦沢直樹の漫勉」…
布団の上で平民金子の「ごろごろ、神戸。」を読んでいると、ごろごろ神戸2の章に収録されている「ファンタジー」が素晴らしくてやられてしまった。 ごろごろ、神戸。 作者:平民金子 発売日: 2019/12/10 メディア: 単行本 特に冒頭の、子どもが地面のあたた…
最近はすっかり気温が落ち着いてきまして、半袖を着ていると日中はちょうどいいぐらいの涼しさで汗をかくことがなくなってきた。太陽も18時ぐらいには姿を隠し始める。今年の夏は梅雨がずっと長く続いて、それが明けて一気に暑くなったかと思うと急に涼しく…