牛車で往く

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lofi hip hopとvaporwaveを聴いて勉強する秋

もう寒い。秋ってこんなに寒かったっけ。もうちょっと春みたいな暖かさなかったっけ。寒いところから涼しくなるのと、暑いところから涼しくなるのではこんなに感覚が変わるもんか。まだ紅葉にもなってないのに寒すぎる。紅葉ってもっと寒くなってからやったっけ。  秋の印象が他の季節と比べて特に薄いことに気づく。

 

lofi hip hop

最近、資格をとるために勉強をしている。そのときにBGMとしてこの動画を流している。

 

 

YouTubeのライブストリーミングのチャンネルで、ひたすら曲が流れているものだ。lofiとは録音環境が悪い、低音質な音楽を意味するが、ここではbandcampやSoundCloudにアップロードされているような、いわゆる宅録の音楽を意味しているように思われる。hip hopの部分は、多くの人がイメージするようなラップではなく、hip hopのもつグルーブのあるビート感や曲がループする感じを意味している。そして、lofi hip hopは、あくまでゆったりとしたリズムのインストの曲が多い。こんな偉そうに書いてるけど、hip hopが本当は一体どういった音楽なのかと聞かれたら、よく分からない。詳しい人、どなたか教えてください。まあ、これも勉強しよう。

 

lofi hip hopの元祖は、NujabesとJ Dillaの二人のトラックメーカーだと言われている。残念なことに、この二人とも若くして亡くなってしまった。

 

そして、lofi hip hop radioとしてYouTubeでライブストリーミングを行い、lofi hip hopは「アニメの女の子が勉強をしながら聴いている音楽」というイメージをつけたのが、Chilled CowというYouTubeのユーザーだ。Chilled CowのYouTubeチャンネルは2015年の3月から開設され、アンダーグランドにいる才能あるビートメイカーを掬い上げることを目的としてライブストリーミングを行っているようだ。この人が印象付けたように、自分も勉強をするときのBGMとしてよく利用している。ちょうど邪魔にならない音楽というのか、落ち着くんだよね。そしてChilled Cowは自身のグッズまで販売している。

 

chilledcow-merch.com

 

商魂たくましいですね。

 

このlofi hip hop radioって2017年ぐらいに、あなたへのおすすめにやたらと出てくるようになって、気づけば聴くようになっていた気がする。最初の方は、「耳をすませば」の雫っぽい子が勉強していた画像だった。

 

f:id:Cluster-B:20181104185651j:plain

 

lofi hip hop radioで流れてくる音楽の中でも特にRook1eというアーティストが好きだった。

 

 

ノラ・ジョーンズの「Don't Know Why」をサンプリングしたものなどがあり、ちょっと切なくなる曲が多いのだ。涼しくなった秋の夜に沁みること沁みること。私は寂しいのであろうか。基本、lofi hip hopの曲はメロディアスなものが少ないから、Rook1eはその点珍しい方な気がする。勉強しているときに、いい曲が流れてきたら集中できんからね。いや、いい曲を聴きたいんだけどもね。ちょうど気にならんぐらいやけど、悪くはない曲を流すのがlofi hip hopだと思っている。

 

vaporwave

lofi hip hopのようなアニメ画像とサンプリングミュージックの融合といえば、vaporwaveを思い出す。80~90年代のアニメとAORを組み合わせたノスタルジックな音楽。vaporwaveの歴史や考察に関しては色んな方が詳しく書かれているし、自分はよく分からないので、ここでは置いておく。てか、よう書けません。

 

vaporwaveの中でもこの2曲が好きだ。

 


ΛDRIΛNWΛVE - it's good to see you again!!

 


Anri - Remember Summer Days (MACROSS 82-99 Bootleg)

 

それぞれ日本のアーティストである杏里の曲がサンプリング(ほぼ丸パクリ?)されている。そして、この2曲のおかげで杏里のアルバム「Timely!!」に出会えた。 

 

Timely!!(紙ジャケット仕様)

Timely!!(紙ジャケット仕様)

 

 

このアルバムめちゃくちゃいい。名盤です。「CAT'S EYE」や「悲しみがとまらない」などが有名であるが、自分はそれ以外の曲の方が好きだ。「A HOPE FROM SAD STREET」や「Remember Summer Days」は別れを歌った曲で少し切ないが、それ以上に爽やかで聴き心地がいい。「Remember Summer Days」なんて今の時期にピッタリなんじゃないでしょうか。そして、この曲はリマスター版にしか収録されていないのでお気をつけて。

 

こんな風にして、80~90年代の名盤や名曲に出会えるのもvaporwaveの魅力の一つである。

 

秋は印象が薄いといったけれど、他の季節よりも文学や音楽などの芸術作品が身に沁みてくる。学生の頃は、秋になると日が沈むのが夏よりも早くなって、部活の終わる時間も早くなり、それに伴って家で過ごす自分の時間が長くなるから、一日が長くなったような気がして好きだった。印象薄いなんて言ってごめん秋。いいとこもあった。けれどやっぱり布団から出るのがつらくなってくるから、しんどいですよ秋。