昨日一日は、M-1のための一日となった。やっぱり年末近くになるとM-1やな。楽しみで仕方なかった。敗者復活戦を昼からゆっくり見るために、買い物も前日に済ませておいた。M-1をガッツリ見れるように色々調整しましたよホント。
敗者復活戦のネタ順は、去年までは順位の低い順でネタを披露していたが、今年は抽選だった。さらに中間発表といって、途中でだれが視聴者の人気があるか明らかになるというシステムが導入されていた。敗者復活戦は個人的にウエストランド、ミキ、マヂカルラブリーの3組が面白かった。ウエストランドの「自覚！自我！自覚！自我！自我ー！」は最高だった。やっぱりひねくれ系の漫才は面白いな。中間発表で名前が上がらなかったときの井口の顔がホンマに面白かった。ウエストランドの男人気しかなさそうな感じもいい。ミキは流石やったな。途中、バイクの凄い大きい音がした時のリアクションが面白かった。ネタ中のああいうハプニングって、実力ある漫才師からしたら、ある意味もうけもんなんやろか。ラッパーが、ビートが止まっても上手く乗せれたら会場めっちゃ盛り上がるみたいな。マヂカルラブリーは、敗者復活戦に向けた意気込みが面白かった。「あの方の笑顔を見るためにもう一度・・・」。敗者復活戦から勝ち上がるコンビを発表するときに、野田クリスタルがもはや脱ぎだして「えみちゃん待っててねー！」って言ったのは最高やったな。そのあとの小宮の松ちゃん、巨人ちゃんも。そして去年、散々こき下ろしておきながら、マヂカルラブリーのことを若干忘れてそうなえみちゃん。ピンときてないやん。まあでもミキが進出したのは流石でした。たくろうも面白かったけどな。たくろうが「今ちゃんの「実は…」」で、武将様とわちゃくちゃケンカしてたの面白かった。もう「面白かった」という言葉を連発している。それ以外の表現方法が分からない。小説家はすごいよ、色んな表現ができて。
そして決勝。各コンビがネタ披露する前に流れる、コンビを紹介する映像を見て、やっぱりハイスタいいなと思った。
- アーティスト: Hi-STANDARD,実川俊晴,ペレティ・ヒューゴ・E,ウェイス・ジョージ・デビッド,クリエーター・ルイギー
- 出版社/メーカー: PiZZA OF DEATH RECORD
- 発売日: 2000/04/05
- メディア: CD
- 購入: 6人 クリック: 57回
- この商品を含むブログ (62件) を見る
「CAN'T HELP FALLING IN LOVE」のカバーいいよね。
個人的に見取り図が好きやから、いい結果出してほしいなと思っていた。そしたら吉田沙保里が一番に引くもんやから、もうね。ああ～って言っちゃったよね。頼んますよホンマ。でも見取り図のネタを観たらしっかり面白かった。今までの見取り図のネタのいいところを集めたベスト盤みたいなネタだった。あたおかを全国放送で見れたのが感慨深かったです。架空の人物出してくるのも面白かったし、これは一番になったけど結構いい点数出るんじゃないかと期待した。でも思いのほか点数が低い。ええ～、ホンマにって感じ。でも確かに録画したものを見直したら、あたおかの瞬間あんまりウケてなかった。厳しいなあ。そしてトップバッターで優勝した中川家の凄さを改めて感じる。来年もまた出てほしいな。
そして、ジャルジャルには感動した。ネタはね、ぶっちゃけそこまで自分にはハマらんかったけど、その姿勢に感動した。思えばジャルジャルは初めてM-1の決勝に出たときから、これを漫才というのか難しいと言われ、スタイルを受け入れたもらえてなかった。去年のネタとかも面白かったけど、点数の伸びんかったしな。それでも、そのままジャルジャルらしいネタを突き通したのがカッコよすぎる。大衆の意見に合わせるんじゃなくて、自分たちが面白いと思ったネタをやり続ける姿勢がカッコよすぎた。登場するときの「最後まで思う存分戯れるがいい！」っていうナレーションも良かった。 なんか二人のずっと少年感がある感じもいいんよなあ。そして今年、認めてもらいたいと言っていた中川家礼二から、高得点をもらっているのに感動した。礼二のコメントも良かったな。そして松ちゃんの「途中、屁こいてもうた」っていうコメント、流石だぜ。言いえて妙。なんかジャルジャルの笑えて楽しいネタをものすごくうまく表現していると思う。さらに志らく師匠のコメント、クレイジーだぜ。笑わんかったけど99点ってどういうことよ？「全然笑わんけど高得点出す奴」って、ジャルジャルのネタにあってもおかしくないやつやん。
そして霜降り明星。いやあ、カッコ良かったな。和牛、ジャルジャル、かまいたち、スーパーマラドーナなどの面白い芸人が群雄割拠の世代を、一夜にして一気に抜き去った感じがすごいカッコ良かった。最初、ファーストラウンドで出てきたときは、粗品の声がめっちゃ小さくて緊張してそうな感じやったけど、ボラギノールでいい感じになった。決勝のネタも面白かったなあ。優勝しても、うまンchuは続けるんでしょうか。
それにしても和牛はすごいな。3年連続準優勝っていうのは、本当にすごいと思う。毎年、決勝ラウンドに進出できるぐらい面白いネタを作って、毎年、あと一歩で優勝できそうなぐらい面白いネタを作るっていうのは大変でしょうよ。3年連続で出ても、飽きられなくて準優勝できるネタ。そりゃもういい加減優勝させてくれって思うわな。
ときにえみちゃんは今回限りで審査員を引退すると言っているらしい。
まあたしかにミキには上沼さんブーストがかかったからなあ。もしミキが3位に滑り込んで、かまいたちが4位で落ちていたら、まあえらいことになっていたかもしれん。そして、えみちゃんに切れるとろサーモン久保田。
流石の久保田節。
M-1が終わった後、ジャルジャルが早速動画をアップしている。
ジャルジャルのネタのタネ『M-1決勝でやったネタ 国名分けっこやる奴』【JARUJARUTOWER】
M-1にはもう出れないけど、キングオブコントには出れるから頑張ってほしい。
他にも、加藤一二三が土の中から出てくるトムブラウンの幻の二本目のネタとか、スーパーマラドーナのテッテレーのときの陣内の「もうすぐ見れなくなると思うんで」とか、ジャルジャルが最終ラウンドの順番を決める時に陣内に対して「トップ行っていただいて」と促したとことか、面白いところが随所にあってよかった。和牛水田がカメラ目線になったあと、霜降り明星のせいやがカメラガン見してたけど、全然いじられてなったな。優勝者記者会見のガリットチュウ福ちゃんのダレノガレ明美のモノマネも面白かった。
去年は反省会で福徳が泣いてしまったけれど、今年は清々しいと言っていた。やり切った感があったんやろな。今更やけど福徳ってめっちゃ縁起よさそうな名字やな。
やっぱりM-1は最高でした。もはや来年が楽しみです。
