牛車で往く

日記や漫画・音楽などについて書いていきます 電車に乗ってるときなどの暇つぶしにでも読んでください

スポンサーリンク

女子生徒と一緒で自分もハマ・オカモトが好きになっちゃった(FENDER PLAYERS’ AFTER SCHOOL)

FENDER PLAYERS’ AFTER SCHOOLというYouTubeの動画が面白い。

  

f:id:Cluster-B:20181224212638p:plain

 

この動画はchar、ハマ・オカモト(OKAMOTO'S)、綾小路翔(氣志團)の三名がそれぞれ高校に訪問し、文化祭を控えた軽音楽部の高校生たちからの質問に答えたり、演奏のアドバイスをしたりするといったものだ。

 

まずはcharさん編。

 


FENDER PLAYERS’ AFTER SCHOOL〜Char〜

 

charさんが登場して、あいさつ代わりにギターを弾いてもらいましょうとうながす司会の方。そしてcharさんがギターを弾いてくれるんだけれども、いや、もうちょっと弾いてよというぐらいちょっとしか弾かない。そして16~18歳ぐらいのときには、すでにスタジオミュージシャンとして働いていたというcharさん。改めてすごい。

 

続いて、OKAMOTO'Sのハマ・オカモト編。

 


FENDER PLAYERS’ AFTER SCHOOL〜ハマ・オカモト(OKAMOTO’S)〜

 

高校生にとっては三名の中で一番聴くアーティストではないでしょうか。そう思ったけれども、ハマ・オカモトが登場した時にめちゃくちゃ盛り上がっているわけではなかった。でもそういった高校生のスタンスがちょうどよかったというハマ・オカモト。そして、ハマ・オカモトが訪れた高校では男子よりも女子の方が比率が多かったのだが、そんな大勢の女子の中に埋もれている男子に対するコメントがすげえ良かった。

 

なんかやっぱ言うことあるんだろうし、ホントはもっとおちゃらけてんだろうなあみたいな子が、いっぱいいたんですけど

 

いざ、ああいうときになるとやっぱ自分を出せなかったり、なんにもしないあの感じが一番リアルに被りました

 

おれもああだったから

 

ものすごく男子高校生という生き物をとらえているコメント。男子高校生の中には、自分のことを本当はもっと面白くて、他の人とは違うセンスをもっていると思っているんだけれども、大勢の前ではシャイになってしまう子がいると思う。クラスの中では特に目立つ方ではないけれど、友達と一緒にいる時だけは、めちゃくちゃはしゃぐし明るい。俺は本当はこんなに面白いんだぜって、クラスでの地味さを吹き飛ばすかの如く友達の前ではしゃぐ。それは実際は勘違いなのかもしれないけれど。こんな男子高校生っていっぱいいるでしょう。そして、そんな男子高校生を温かく見守るようなハマ・オカモトのスタンスに、胸が温かくなりました。いい人や。途中の質問コーナーでハマ・オカモトのことが好きすぎて泣いてしまう女子生徒も良かった。「好きです」ってもう質問じゃないからね。全体的に若者に寄り添って考えているハマ・オカモトのスタンスに好感がもてて仕方なかった。そして、そんなハマ・オカモトからのアドバイスをあんまり真剣に聞いていないような雰囲気の高校生たちもリアルで良かった。そうやねんなあ、高校生のときって齢上からのアドバイス鬱陶しいもんなあ。いや、いい齢した今でもそうやけど。大人になったら分かるっていうアドバイス、いや知らんし、どうでもええわって思ってたからな。大人になったら分かるんやったら、今の自分に言っても意味ないやろ、なんでそれが分からんねん。「自分の若かったころ、こんなアドバイス鬱陶しかったやろ、自分の若かったころの気持ち忘れてんのかコイツ」とか思っていたからね。そして最後に、やりたいことはなかなか見つからないから、それを見つけるためのハードルを下げられたらいいとハマ・オカモトは言う。もう、この動画を見てハマ・オカモトのことが好きになりました。好きです。

 

そして、一番感動したのは氣志團の綾小路翔編である。

 


FENDER PLAYERS’ AFTER SCHOOL〜綾小路 翔(氣志團)〜

 

まず高校生を見て一言。

 

みんななんかね、すごく爽やかで、なんかキラキラしてて

なんか当時の僕を見ているようでした

 

これを言った後、まるで照れ隠しをするかのように笑っていたんだけれども、このコメントは決してボケとかではなく本当に思って言っていると思う。やっぱりね、実際に高校生のころは本当はつまんなくて楽しくない日もあったかもしれないけれど、思い出の中ではめちゃくちゃ最高の日々を過ごしていたような気になるんだよね。昔の自分が羨ましく思えるほどに。それを今の高校生を見て、昔の自分もこんな感じだったなあと重ねているように思えた。そして、綾小路翔の丁寧な物腰。若者へのやさしさが溢れている。

 

よく分かんないけど、ロックっていうなんかこう形の無いものに憧れをもってたんで

 

好きな女の子に明日話しかける言葉から、気に入らないアイツに一言もの申してやるって言葉から

 

永遠じゃないんで、バンドをやれる時間っていうのは 

 

三名の中で綾小路翔が一番、もう二度と帰らない青春時代の重みを感じているような気がする。それが言葉の節々に表れている。そして、これまでミュージシャンとして生きてきた彼はおそらく、ミュージシャンとして生きていく辛さを知っている。だからこそ、彼はバンドを組める素晴らしさを知っており、その素晴らしさを高校生たちに伝えようとしてくれている。そんな気がするのだ。そして、そんな彼の言葉はとても優しく思える。

 

会社員とミュージシャンの違いは、その職業になりたいかどうかだ。会社員は、なることが夢であるような職業ではないだろうけれど、ミュージシャンは、なりたいと憧れるような職業だろう。誰もがなれる職業と、限られた人間にしかなれない職業。自分がなりたいと思ってもいないもので味わう苦労と、自分が憧れている職業で味わう苦労は、全くの別物だ。会社の上司からのアドバイスは、若いころの苦労話や若者に対する説教であり、自分がしてきた苦労に意味があったと肯定したいから行われるものかもしれない。まあ、つまりは不満だ。だけれども、この動画に出ているミュージシャンたちからのアドバイスは、後世への愛に溢れたアドバイスとなっている。それはやっぱり、本当にミュージシャンになることが大変であると知っているからであり、ミュージシャンという職業を愛しているからこそであろう。自分のためのアドバイスと、他人のためのアドバイス。

 

この動画を見た後に聴く氣志團の「One Night Carnival」は、一味違ったものに聴こえる。

 


氣志團 - One Night Carnival

 

カッコいいぜ。