Vampire Weekendの新曲が2曲発表された。なんでも年内に新しいアルバム「Father Of The Bride」をリリースするらしく、 3ヵ月にわたって2曲ずつアルバム収録曲を発表していくようだ。ボーカルのエズラのインスタグラムによれば、アルバムには18曲収録される予定とのこと。まあ何曲入りでも出してさえくれればそれでいい。エズラのインスタグラムを見ていると、アルバムについて詮索されるのを鬱陶しく思っているような雰囲気があるが、まあこんな長文を投稿しているしアルバムについて発表したいこともいくつかあるのだろう。なんて言っても、実に6年ぶりのアルバム。早いねえ。待ち遠しかった人もいるだろうけど、自分にとっては「Modern Vampires Of The City」からもう6年経ったかと思うと早い。
Vampire Weekend - Harmony Hall (Official Audio)
コーラスが気持ちいい、実にVampire Weekendらしい一曲。YouTubeの詳細欄に歌詞が載せられており、訳してみたが全く意味が分からなかった。誰かが解説してくれるのを待つとしよう。どなたかお願いします。
Vampire Weekend - 2021 (Official Audio)
そしてもう一曲の「2021」。わたしはこっちの曲の方が好みだ。といってもアルバムの流れで聴いたら、また印象が変わるんだろうけど。なんでもこの曲の詳細欄には、細野晴臣の名前がクレジットされており、この曲自体、細野さんが作った無印良品のCM曲をサンプリングして作られている。細野さん、無印良品のCM曲なんて作ってたんだね。そして、それをVampire Weekendがサンプリングするとは。こっちもこっちで何について歌っているのか全く分からない。とりあえず2021年を思って何かを憂いている感じは分かるけど。細野さんの曲をわざわざサンプリングしたということは、なにか2021年の日本に関係のあることを歌っているんだろうか。ということで「日本 2021年 問題」で検索してみると、東京オリンピック後の不況の問題がよく目につく。この曲の歌詞は以下のようなものであり、
2021, will you think about me?
I could wait a year
but I shouldn’t wait three
I don’t wanna be…
2021, will you think about us?
Copper goes green
steel beams go rust
It’s a matter of…
一番の歌詞の「I could wait a year but I shouldn’t wait three」の部分がオリンピックの開催される4年という周期を匂わせているような気がせんでもない。と思っていたらこの方が一早くそんなことを解説されていた。
やっぱそう考えちゃうよね。けど本当のところは分かりません。深読みは良くない。一回このことは忘れます。とりあえずいい曲。Don't think. Feel.
それにしてもVampire Weekendのボーカルのエズラとテニスプレーヤーのフェデラー、まあまあ似てるよね。
「Giving Up The Gun」のPVなんか、よう分からん2人にテニスやらせるよりも、エズラがフェデラーのマネをしてテニスしたほうが話題になるやろと思った。
Vampire Weekend - 'Giving Up The Gun' (Official Music Video)
演奏なんてしてる場合じゃないやろと。自分の素材を活かしなさい。全豪オープン、フェデラー残念だったね。大坂なおみ決勝頑張れ。
エズラだけでなく、脱退したギターのロスタム・バトマングリはサッカー選手のカルロス・テベスに似ているし、ドラムのクリス・トムソンは同じくサッカー選手のダビド・デ・ヘアに似ている。
デ・ヘア、いつレアルに行くねん。そしてベースだけ似ている人が全く思いつかない。誰か似てる人いないのか。ここまで来たらスポーツ選手で見つけたい。出来たらテニスプレーヤーでおったら、サッカー選手二人、テニスプレーヤー二人のバランスのいいバンドになる。いや、一人もう脱退してるか。でも脱退した後も「Harmony Hall」のプロデュースに関わっているから、そこは良しとしよう。ということで、Vampire Weekendのベースに似ているテニスプレーヤーをご存知の方、ご一報くださればと思います。ちなみにベースの方はこんな顔です。
そして細野さんといえば、新年にNHK BSで放送されていたイエローマジックショー2。
YMOのメンバーがそろったり、星野源、水原希子、宮沢りえが細野さんの家族という設定で出演したり、芸人が細野さんをテーマにしたネタをやったり、けっこう混沌とした内容であった。正直、ミニコントみたいな部分はあんまり面白くなかった。細野さんがジョイマンのネタをやってるときなんか、「ヒュウィゴー、カモン」が激渋低音ボイスで変だった。清水ミチコのモノマネは例外で面白かった。この番組の中で水原希子達扮する女子高生が、細野さんはUFOを見たことがあるんだってという話をしていた。その詳細は細野さんのエッセイである「アンビエント・ドライヴァー」に書かれている。
結構スピってる内容。そして細野さんの音楽家としての活動は今年で50周年だそうで、50年経っても若者からも支持される感覚をもっているのはすごいことだなと思う。細野さんは現在71歳。自分が71歳になったら、こんなにもスタイリッシュでいられる自信はない。ていうか無理。もっとみみっちい71歳になっている自信はある。ああ、いい齢の取り方をしたい。