ヤンキーは怖い。そんなヤンキーたちの集まり、ニューヨークヤンキースはもっと怖い。そう思っていた時期がわたしにもありました。だって、New YorkのYankeesやからね。
日本で使うヤンキーとアメリカで使うヤンキーは意味が異なるそうな。
・日本
不良のこと
・アメリカ
アメリカ北東部、特にニューイングランド地域に住む人のこと
・アメリカ以外の国
アメリカ人全体を指して使われる
日本のヤンキーはただの不良という意味だが、アメリカのYankeeという言葉はそう単純ではなく、地域によって意味が変わってくるようだ。アメリカ以外の国では、Yankeeはアメリカ人全体を指して使われる。しかし南アメリカの地域では、 "Yankee"はアメリカ北東部、特にニューイングランド地域のものを指して使われるようだ。アメリカ北部と南部では奴隷制などで対立していたし、歴史的に何かあるのだろう。
語源としては諸説あるようだが、いずれにせよオランダ語と関係している。ひとつは、オランダではJanとKeesという名前がよく使われており、その2つをくっつけてJankeesになり、オランダ語のJは英語のYと同じ発音であることからYankeesになったという説。もうひとつは、これまたよく似ているが、オランダでは女性の名にJanneke、男性の名にJankeというものがよく使われており、これをもじってYankeeになったという説。最初は、オランダ人を指す言葉としてYankeeは使われていたが、植民地時代にオランダ語を話すアメリカ人のニックネームとしても使われ始め、次第にオランダ人以外の植民者も含めて使われるようになったと言われている。
へぇ~。ニューヨークヤンキースってとんでもない名前やなって思っていたけれど、日本とアメリカでは意味が違うんやな。そりゃそうか。ニューヨークヤンキースは、ニューヨークの不良たちという意味ではない。なんとなくニューヨークって治安が悪いというイメージがあったから、それとシンクロしてヤンキー多そうと思えなくもない。でも冷静になったら、そんな野蛮なチーム名付けませんわな。もしそうやったとしたら、めっちゃ強そうやけども。もうほぼほぼルーキーズ状態。ニューヨークヤンキース=二子玉川学園高校。代打させられそうになったら、大声を出して嫌がるやつがおるチーム。
そして、改めて思うけれど松井秀喜はすごいよね。伝統あるヤンキースで4番打者を務め、ワールドシリーズではMVPを獲得するなんて。凄すぎる。ゴイゴイスー通り越してスーススー。この前ケーブルテレビで、松井のヤンキースでの歩みみたいなダイジェスト番組をやっていたけれど、ものすごく感動した。
アメリカには一回も行ったことがないから、おそらく自分はアメリカに対して偏見だらけであろう。実際にアメリカに行くと、印象と違うということになりそう。近藤聡乃の「ニューヨークで考え中」を読んでいると、割とニューヨークも平和そう。
確か、近藤さんが「ニューヨークの治安は全然悪くない」みたいなことを発言して、親か友達に「でもあなた夜に外を出歩かないし、割とインドア派やん。」的なことを言われて、そりゃ危ない目に合わんし治安が悪くないと感じるかと納得したというオチの話があった気がする。全然関西弁じゃなかったけど。わたしもインドア派なんでニューヨークでも大丈夫そうです。でも無性に夜に散歩したくなる時はある。音楽を聴きながら歩きたくなる時がある。夜に散歩する用のプレイリストとかを作ったりする。青春時代を回顧するような曲を聴くと、なんかいい雰囲気に浸れる。
The SALOVERS - Disaster of Youth
そういうときは、ちょっと自分に酔っている。なんか恥ずかしいけど楽しい。
それにしても、近藤聡乃の字が好きだ。フォント「近藤体」なるものを作ってほしいほど。見ていてなんだか癒される。絵が上手くてかわいいのはもちろんのこと、字まで魅力的とは。そして「ニューヨークで考え中」は隔週で更新されていて無料で読めるけれど、小出しで読んでいくともったいない気がして、単行本になるまで我慢している。
単行本を買って、夜にリラックスしながらゆっくり読みたい。読んでたらすごい落ち着くんよな。そして、平方イコルスンの「スペシャル」も同様に、最新話とそのもう少し前の話は無料で読めるけれど、単行本になるまで我慢する。
そして最近、近藤聡乃の「不思議というには地味な話」が新版となって手に入るようになったようだ。
ついでに「いつものはなし」のほうも新版で出してくれませぬか、近藤さん。読みたいです、近藤さん。