牛車で往く

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江ノ島にかかる橋を歩いている時点でもう楽しい(神奈川旅行 3日目前半)

神奈川旅行の最終日、3日目について書きます。

 

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1日目、2日目とあいにくのお天気でしたが、3日目はようやく晴れてくれました。それにしても楽しい時間はあっという間である。もう最終日。鎌倉観光は楽しみだけれど、終わってしまうのは悲しいといった複雑な気持ちに。ともあれ、過ぎる時間を惜しんだところで何にもならないので、早速電車に乗って江ノ島へと向かう。一旦JR東海道本線で藤沢駅まで行き、小田急に乗り換えて片瀬江ノ島駅へ。片瀬江ノ島駅といえば外観が竜宮城のようになっていて大変面白いのだが、駅に到着し改札を出ると、外観が工事中であった。なんでも駅舎の建て替えを行なっているらしく、2020年の5月に竜宮城感がよりパワーアップして帰ってくるとのこと。

 

hamarepo.com

 

竜宮城感ってなんだいベイベー。なにやら竜宮造りという伝統的な技法で建て替えるようだ。建て直されたら、それを見にまた鎌倉にお邪魔しに来るとしよう。

 

片瀬江ノ島駅から少し歩くと境川にかかる橋がある。

 

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この橋、映画ピンポンで窪塚洋介演じるペコが「アイキャンフライ!」と叫びながら飛び込んだ所だ。この橋からすでに江ノ島が見えており、もはやテンションが上がってきた。

 

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江ノ島っていたるところから目にすることができるから、来たぞ江ノ島、鎌倉といった気分になる。そして、江ノ島と言えばサニーデイ・サービス。

 

 

MUGEN

MUGEN

 

 

アルバム「MUGEN」、めちゃくちゃ好きです。アルバムを通して落ち着いた雰囲気があり、前半は割と明るく、日差しを感じるような楽曲が多いが、後半になるにつれてしっとりした曲が増えていく。夏の一日を表しているようで何とも言えない切ない気持ちになれます。平賀さち枝の江の島もいいです。

 


平賀さち枝『江の島』 (official PV)

 

そのまま数分歩いていくと、すぐに江ノ島へと続く橋に差しかかる。

 

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本当に天気がいいから江ノ島の姿がくっきりと見える。海を渡ってくる風が気持ちいい。海ではジェットスキーに乗っている人やSUPを楽しんでいる人たちがいる。ああ、やっぱり江ノ島いいなあ。江ノ島に到着し、江ノ島神社に向かって商店の間を真っ直ぐに歩いていくと、ひとつだけ5月にもかかわらず紅葉になっている木を見つけた。

 

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これホンモノなんやろか。なんでこんなタイミングでひとつだけ真っ赤なんやろう。そして、その反対側ではたこせんべいに並ぶ行列が。

 

江ノ島神社の鳥居をくぐってエスカーに乗り島の上まで上がる。

 

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江ノ島エスカー、思っているよりも普通のエスカレーター。ちょっと長いだけ。エスカーの両脇の壁には新江ノ島水族館やコカコーラの看板が。アジカンの江ノ島エスカー、好きです。「サーフ ブンガク カマクラ」は名盤。

 

 

サーフ ブンガク カマクラ

サーフ ブンガク カマクラ

 

 

エスカーを降りると辺津宮(へつのみや)が現れる。

 

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友人が御朱印をもらいに行っていたのだが、行列がものすごかった。なんと言っても昨日、平成から令和になったばかり。御朱印をもらった日付に令和の文字が刻まれることから、みんな記念に欲しがっているとニュースでやっていた。こっちとしては平成から令和になることに対してそんなに感慨も抱いていないから取り残された気分に。まあみんな楽しければそれでいいか。お賽銭をして二礼二拍手一礼する。いつからスムーズにこれが出来るようなったんだろうと自分でも思う。たまにお寺なのに二礼二拍手一礼をしてしまっている人を見るけれど、気持ちは分かる。慣れるまでは、それをしなければいけないという意識が強すぎて、よく分からずにしてしまうことってあるもんね。お賽銭が終わり、おみくじを引くと末吉であった。末吉と言われてもどうしたらいいのかが分からない。喜ぶもんでもないし、落ち込むほどでもない。結局いつも通り、一旦おみくじの中身を読み込みはするが、内容などすぐに忘れてしまうのだろうと思いながらおみくじをくくる。実際なにが書いていたのかはもう覚えていません。神様ごめんなさい。

 

続いて江ノ島のシンボルであるシーキャンドルを見にサムエルコッキング苑へ。綺麗な花が沢山咲いており、それぞれの花言葉が書かれている。おみくじ同様、この瞬間だけ花の名前と花言葉を覚え、数秒後には忘れてしまう。植物の名前とか分かるようになりたいなあと思うけれどもこんなんじゃダメですね。エレベーターに乗ってシーキャンドルに登ると湘南の海岸が一望できる。晴れているとはいえ、雲が多い。

 

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肉眼で見ると開放感があり爽快な気分になったが、写真で改めて見ると少し暗い雰囲気に見える。写真じゃ本当の良さは伝わらないかもしれないが、写真に残しているからこそこうして振り返ることができる。シーキャンドルから降りると、すぐ下でチュロスを販売している出店を発見。わたくしチュロスが大好物でございます。サクサクした食感に加え、シナモンと粉砂糖がかかっていて甘くて美味しい。映画館や遊園地、スキー場のゲレンデなどでしか食べられないから、見つけた瞬間興奮してしまった。出店のすぐ横に設置されているテーブルに座り、いざ実食するとやっぱり美味しい。ところでわたしはシナモンと粉砂糖のかかっている棒状のチュロスは好物であるが、ハチミツでコーティングされているハニーチュロと呼ばれている輪っかになったものはそんなに好きではない。ここは厳密に区別していきたい所存。そして、わたしが一足先にチュロスを買って食べていると友人達はビールを買ってやってきた。なんとも幸せそうな顔をしている。旅行はお酒を飲む免罪符となり得るから、この旅行中彼らは隙あらばビールを飲んでいる。出店の近くにあった売店でお土産を見る。江ノ島Tシャツが可愛くて買ってしまった。

 

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引き続き、江ノ島を奥へ奥へと進んでいく。途中で江ノ島亭という食事処を見つける。まだ11時であるにもかかわらず、人が並んでいる。恐るべしゴールデンウィーク。この江ノ島亭はくら寿司のように発券することで入店予約をすることができる。さらにはQRコードを読み込んでメールアドレスを登録すると入店する順番が近づいてきたら連絡をしてくれる。ということで、とりあえず発券して観光を続ける。岩屋という洞窟のようなところに入る。お昼が近づいてきて外は暑くなってきたが、洞窟に入ると涼しい。親子連れの子どもは洞窟でテンションが上がっていた。確かにダンジョン感あるもんね。1時間弱江ノ島をブラブラしていると江ノ島亭からメールが届く。すぐに戻るとスムーズに入店できました。天丼を食べる。もちろん美味しかったです。

 

ご飯を食べ終わり、江ノ島を後にする。江ノ島を離れる直前にアイスを買って橋を渡りながら食べた。来るときには全く目にしなかったが、お昼になるとトンビが数羽飛んでいるのが目に入った。お腹が空いて我々人間の食べ物を狙っているんだろうか。おれのアイスをお前らにくれてやるつもりなどないと警戒を強める。まあ実際にはトンビはかなり上空を飛んでおり、狙ってくることなどなかったけれど。トンビ、気持ちよさそうに飛んでいたなあ。そう言えば江ノ島はネコが多いというけれど、一匹も目にすることはなかった。前回来たときには境内で昼寝をしているネコを見つけて癒されたのに。今回はネコよりも江ノ島の近所に住んでいて散歩をしに来ている犬のほうが目にした。歩いて江ノ電の江ノ島駅へと向かう道中、驚くほど日焼けしている女子を見て夏を先取りした気分になりました。

 

3日目後半へ続きます。