牛車で往く

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マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で思い出した東京の風景

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昨日、テレビでオリンピック代表選手の選考を兼ねた大会であるマラソングランドチャンピオンシップ、通称MGCを見た。

 

www.mgc42195.jp

 

設楽選手が独走していた序盤から、後半の中村選手、服部選手、大迫選手の三つ巴になった場面、大迫選手が中村選手に迫りながらも中村選手が逃げ切り1位に、最後には服部選手が大迫選手を抜き去って2位でフィニッシュしたところまで。マラソンや駅伝、さらにはオリンピックの長距離走までちゃんと見たことはなかったのに今回はガッツリ見てしまった。これには夏の終わりに東京へと旅行に行ったことが影響している。

 

www.gissha.com

 

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というのも、このMGCのコースが、自分が東京観光において訪れたところをなぞるようなものになっていたからだ。

 

www.mgc42195.jp

 


【MGC】2019年9月15日(日)開催!マラソングランドチャンピオンシップ コースムービー

 

明治神宮外苑に建設中の新国立競技場、日本橋に雷門などなど、レースを見ていると『あっ、ここ行った行った!』となる場面が数多く、テンションが上がってしまった。まるで今回の東京旅行を軽くおさらいしているように感じられたのだ。MGCでこれほどに テンションが上がるなら、東京オリンピック前にもう一度東京に行っておいたらもっと楽しくなるんじゃないかとすら思う。そして、レースを見始めたばかりのころは走っている選手の周囲に映る風景ばかりが気になっていたが、気づけば普通にレースが面白くて見入ってしまい、なんやかんやで最後まで見てしまっていた。

 

それにしてもたかだか一泊二日の間足を踏み入れただけの土地に対して、これほど親近感を抱きながら見てしまうなんて。わたしはこんなに単純な人間だったのだろうか。なんてことを言いながらも、こうやって単純に愛着を抱けるようになると考えると、なんだか旅行はいいもののように思える。これまでの自分の人生において自分のアンテナから切り離されていた土地が、一度訪れることによって一気に身近な場所となる。旅行で訪れた土地のニュースなどが行く以前よりも耳に入ってくるようになる。色んなところへ訪れるにつれて自分の気にかける範囲が少しずつ広がっていく。そして旅行で訪れただけのところがこれほどであるのだから、数年間通った大学のあった場所はもちろんのこと、就職して一人暮らしを始めたこの場所もそれなりに好きになっていることに気がつく。ましてや、自分が生まれ育った土地なんて高校生まではなんとも思っていなかったのに、大学生になりその狭い枠(土地)から出ることになって突然、郷里というものが胸に芽生えたことを思い出した。こんな風に人生を重ねていくにつれて自分の好きな土地が増えていくのはなんだか嬉しいように思える。ただ、こんな簡単に愛着を抱くようになるということは、反対にその土地を離れるときに寂しさを感じやすくなってしまうということでもあり、『大人になるってことは寂しさを覚えていくものなのでしょうか・・・。』なんてしんみりしてしまう。少し大げさなことを言っちゃいました。

 

8月の終わりに東京旅行に行ってから、早くも2週間以上が経過してしまった。光陰矢の如し。そして、先週の月曜日から明らかに風の感じが変わって、気温がまだまだ高いとはいえ涼しさが増したような気がする。夕方なんて特に。本当に夏の終わりが進んでいっている。それでも、改札にICOCAをタッチするたびに表示されるカード残額の端数が、東京に行ったことをわたしにいつまでも忘れさせないでおいてくれる。さらには、自らtofubeatsの「朝が来るまで終わる事のないダンスを」のPVをヘビーリピートしては、東京の風景を思い出している。

 


tofubeats / トーフビーツ -「朝が来るまで終わる事のないダンスを」

 

引きずる引きずる東京旅行のおもひで。