牛車で往く

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M-1グランプリ2019決勝前夜までの感想

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今年も最高でした、M-1グランプリ2019。

 

www.m-1gp.com

 

4分間の漫才にこれだけ笑って興奮できるのはすごいと毎年思う。ということで勝手にM-1を振り返っていきます。

 

わたしがM-1を意識し始めたのは今年の11月あたりからだ。なんかこう書くと、まるでM-1に挑むかのように聞こえるが、もちろんそんなわけはなくて、『ああ、今年もそろそろM-1をテレビで見れる時期が近づいてきたなあ。』といったような、いち視聴者として意識しだしたということである。10月28日からM-1の三回戦が始まり、今年もそのときのネタ動画がGYAO!にて配信されていた。

 

 

ただ、毎年のごとくわたしが思うのは、ここで自分の好きな芸人の動画を見てしまうと、もしその芸人が決勝に進出してそのネタを披露したときにインパクトが薄れてしまいもったいないということである。ということで準決勝進出者が決まるまで動画の視聴はひたすら我慢する。もはや修行。

 

そして11月20日に準決勝に進出した25組が発表された。

 

 

おお~。わたしが好きなコンビもたくさん準決勝に進出している。ってことはまだこのコンビたちのネタ動画は視聴できないってことか・・・。もちろん進出してほしい気持ちがメインではあるけれど、少しおあずけを喰らったような気分に。勝手に自分が我慢してるだけやろって話ですけど。ただ、もちろん準々決勝で敗退したコンビもたくさんいるわけである。しかし、今年はこの時点で準決勝に進出した25組に加えて、GYAO!で配信されている準々決勝のネタ動画の視聴回数が一番多かったコンビが、ワイルドカード枠として準決勝に復活できるという制度が。

 

 

ってことで、惜しくも準々決勝で敗退した芸人たちのネタを『よっしゃ!やっと視聴できる!』と思いながら、嬉々として再生しました。個人的に面白いと思ったのはエンペラーとタチマチの2組でした。

 

エンペラーは自然と彼氏彼女の関係のコントに入っていって喧嘩をするというもの。ボケの西山演じる彼女が絶妙に腹が立つけれど、それが病みつきになって何度も見てしまいました。しゃべり方がなんか腹立つねんなあ。そこが面白いねんけど。

 

そしてタチマチは、ボケの安達の勘が悪くて、ツッコミの胡内と話が全然噛み合わないというネタ。ぶっちゃけ一時期のアキナのネタにそっくりだなと思ってしまった(部活を辞めようとする友達を引き留める練習、雪山で遭難したときの練習といったネタをしていたころ。)。タチマチのネタを見ていると、ボケの安達の顔もそこはかとなくアキナの山名に似ているような気がしてきた。てか、ちょっと似てるよね?安達のほうがイケメンやけど。とは言え、最初は「胡内が話振る⇒安達がとぼける⇒胡内が怒る⇒また胡内が話振る⇒安達がとぼける」といった風に丁寧なラリー(?)をしていたのに、途中から「胡内が話振る⇒安達がとぼける⇒胡内が怒る⇒そこでまた安達がとぼける⇒また胡内が怒る⇒また安達がとぼける」といったようにとボケる感覚が短くなっていく後半の展開はめちゃくちゃ面白かった。「変やで!」「・・・髭?」のところが好きです。

 

それでもやっぱりこういう噛み合わない系のネタで思い出されるのはジャルジャルの野球部のネタだ。

 


ジャルジャルの傑作コント「野球部」

 

鉄筋base、炎上baseの時代に思春期を迎えていたわたしにとって、ジャルジャルはスターみたいなもんだった。レッドシアターでもジャルジャルが一番面白かったし、ジャルやるっ!でゴールデンウィークなどのタイミングで放送されていたコントSPはめちゃくちゃ楽しみであった。ジャルジャルのネタ作りの様子をカメラが密着するといったコンセプトの企画で、福徳がやたらとうどんをすすっていたことがなぜか今でも忘れられない。そして、鉄筋base、炎上baseのメンバーを今思い返してみれば、錚々たるメンツばかりであったなあと思う。鎌鼬(現かまいたちの漢字表記時代)に天竺鼠、銀シャリ、モンスターエンジンなどなど。黄金世代やな。ガスマスクガールとか今なにしてんねやろ?でも、そんなわたしにとってスターだったジャルジャルもついにはM-1で優勝することは叶わず、出場資格を失ってしまった。スーパーマラドーナも結成して15年を超えてしまったし、かまいたちと天竺鼠は今年がラストイヤー。鉄筋base、炎上baseのメンバーでは銀シャリだけが優勝している。そう思うとM-1で優勝するのは、とてつもないことだと改めて感じる。だからこそ、去年の2018年に霜降り明星が優勝したときは『うわっ、一気に上の世代を抜き去ったな!かっこいい!』と思った。

 

www.gissha.com

 

そして動画視聴再生数の結果、ワイルドカード枠には金属バットが決定した。

 

 

金属バット、めちゃくちゃ人気ですね。

 

準決勝は12月4日。今年の準決勝は史上初のライブビューイングが各地の映画館で行われた。映画館で見る漫才ってどんな感じなんやろ。そして、その日のうちに発表される決勝進出者9名。

 

 

このメンツを見たときは『おお、なんか今年のM-1はすごいな。言葉にできんけどなんかすごいメンツやな。』と思った。みんながみんな決勝ラウンドの3組に選ばれても違和感がないというか、逆に言うと圧倒的なコンビがいないというか。とりあえず、応援していた見取り図が決勝に進出して嬉しかった。去年は笑み籤で一番になってしまったから、今年こそいい順番で登場出来たらいいなと思った。

 

そしてニューヨークのついに来た感。2、3年前ぐらいにニューヨークのNGKでの初の単独ライブを観に行ったときはめちゃくちゃ面白くて、その年のM-1は決勝に行くんじゃないかと思っていたけれど、なかなか決勝には進出できなかった。今年になってやっとこさ出れたねといった感じである。

 

さらにはミルクボーイ。ボケの駒ちゃんのことは、「やすとものどこいこ!」の番組終盤でプチエクササイズを紹介するコーナーをもっていたから知っていた。その当時は「奥さーん!」というギャグをよくしていた。しかし漫才のほうは、ytv漫才新人賞の各予選ラウンド等で披露しているのを少し見たことがあるといった感じであり、特別めちゃくちゃ面白いという印象を抱いているわけではなかった。そんなミルクボーイが決勝に行くなんて、これはすげえ進化してるんじゃないかと思いました。このときのわたしは何も知らないからね。

 

最後にぺこぱ。ぺこぱの決勝進出が一番驚いた。それこそ、わたしが初めてぺこぱを知ったのは、NHKで放送されていた「笑けずり」という番組からだ。「笑けずり」は新人お笑い芸人に売れっ子お笑い芸人たちがレッスンをして、そのレッスンを受けたのちにネタを作り、面白くなかったコンビたちから順に敗退していくという番組であった。当時「笑けずり」で面白かったのはAマッソやザ・パーフェクトであり、ぺこぱはどちらかと言うとイロモノコンビといった印象であった。ローラースケートに着物を着て登場し、やたらと頭を振って髪を振り乱す。でも、友人との旅行中に旅館でお酒を飲みながらぺこぱを見たときは、めちゃくちゃ笑ったけどね。そんなぺこぱがまさかのM-1決勝に進出するなんて。これはミルクボーイ以上に進化しているに違いないと思いました。それにしても、この「笑けずり」において、Aマッソが笑い飯と出会ったときの変わりっぷりは凄かった。笑い飯が、見ている人が予測できないワケの分からんボケを入れようみたいなレッスンをしたあとの、Aマッソが作ったネタの、マジのワケの分からなさ。これがあったから今のAマッソがいるんじゃないかと、朧げな記憶を辿りながらもそう思う。そして何より、サンドウィッチマンが自分たちのネタを解説しているところがすごかった気がする。ボケをどれくらい入れようかなどを緻密に計算しており、M-1で優勝するコンビはこれだけ考えてネタを作っているんだと感心させられた。

 

やっぱね、M-1って決勝に進出するだけでもすごいんだなと思います。ということで続きの敗者復活戦、決勝は次の記事にて。