牛車で往く

日記や漫画・音楽などについて書いていきます 電車に乗ってるときなどの暇つぶしにでも読んでください

スポンサーリンク

ジュリアン・カサブランカスもお腹が痛くなることがあるんだろうか

一年に二回ぐらい原因の分からない腹痛に襲われることがある。前日に暴飲暴食をしたわけでもなく、賞味期限切れの食材を食べたわけでもなく、ましてや体調不良でもない。それなのに猛烈な耐えられないほどの腹痛に襲われることがある。もう原因が分からない。とりあえず、トイレに駆け込みお腹をさすり続ける。訳も分からずラマーズ法で呼吸する。そして、神様にこれまでの行いを懺悔する。こんなときだけ、トイレの中が教会の懺悔室へと変わる。『神様ごめんなさい。何か悪いことをしたでしょうか。もう許してください。反省しています。わたしをこの原因不明の腹痛から、どうぞお救い下さい。』と、ひたすらお腹をさすり、ラマーズ法を繰り返しながら、心の中で唱える。そして、昨日までは何も問題なく過ごせていたのに、ああ昨日に戻りたい、昨日は平和だったと、変わらぬ日常の尊さを噛みしめる。平和が一番。

 

まあでも、自宅にいてお腹が痛くなるなんてまだ良いほうだ。電車に乗っていて腹痛に襲われたときなんて、つらくて仕方がない。わたしは大学生のころ電車で片道2時間かけて通学していたのだが、電車に乗って10分ぐらいで腹痛がやってきたときは、もう絶望感が尋常じゃなかった。えぇ~、こんなにも序盤で腹痛に襲われるなんて・・・。家を出るときは何も問題なかったのに。そして、遅刻覚悟で途中下車し、駅のトイレに駆け込んだにもかかわらず大便器が満員。そして大便器が空くのを待つ行列。もう目の前まで来ているのに。なんならトイレに行って、神が与えしこの苦しみからやっと解放されると思った矢先の、第二の絶望。神様、なぜあなたはこんなにも無慈悲なのか・・・。もう解放されると油断したせいで、肛門の限界がさらに迫ってきている。目の前にあるはずなのに、大便器に手が届かない。まるで蜃気楼のようだ。そして行列に並んでいる者たちは同じ苦しみを分け合った同志たちであるはずなのに、心底憎い。『なんでこんな並んでんねん。家でやってこいや。』と、自分のことを棚に上げて、心の中で悪態をついてしまう。そして一足先に、大便器という名のオアシスにたどり着いた者たちが、まあ出てこないこと。はよしてくれ。もう限界や。自分は助かったと思って一息ついてるかもしれんけど、次が控えてんねん。俺も限界やけど、目の前のおっちゃんはもうクネクネしだしてんねん。止まったらもう終わりのとこまで来てんねん。ちっちゃく「うぅ。」って声が漏れてるのが聞こえてんねん。おっちゃんのためにも早くしてあげて、お願い。そして、やっと自分の番が来たときの、電光石火の脱ぎ具合。そして、自分が助かったら落ち着いてしまい、もはや扉の向こうでクネクネしているであろうおっちゃんのことなど微塵も頭に浮かばない。なんて愚かな人間なんだろう、自分は。こんなんだから、神様が腹痛という試練をわたしに与えるのだろうか。しかし、神様が腹痛という試練を与えたがために、おっちゃんを見捨てるようなことになったのではないだろうか。鶏が先か、卵が先か。この言葉はこういうしょうもないことを、やいやいと考えるためのものだ。

 

ふと思ったけど、ジュリアン・カサブランカスもお腹痛くなることってあるんだろうか。ジュリアン・カサブランカスもお腹が痛くなって絶望的な状況に陥ることってあるんだろうか。

 

f:id:Cluster-B:20190124224520j:plain


いや、ないな。こんなカッコいいやつがお腹が痛くなることはないだろう。というか、わたしのためにならないでほしい。ジュリアンが、お腹が痛くてトイレの前でクネクネしてる姿なんて見たくない。そんなカッコ悪いジュリアンなんて見たくない。そもそも名前もジュリアン・カサブランカスやで。ジュリアンの部分はまだいいとして、カサブランカスってなに?かっこよすぎるやろ。名付けた親凄いわ。神様もよう行かんで。でもアメリカ人やから"ジュリアン"の部分が親が名付けたところか。そして仮にジュリアンがトイレ前でクネクネしていたとしても、そんな姿も受け入れられるのが本当のファンなんだろうか。 

 

ジュリアンがThe Strokesと並行して活動しているThe Voidzの「Leave It In My Dreams」がすごくカッコいい。

 


The Voidz - Leave It In My Dreams (Audio)

 

間奏の後からの展開がいい。「アイウィリービッ(I will leave it)」って声を張り上げるとこ最高。相変わらずカッコいいわ。Twitterで見る限り、The Strokesの方も活動しており、6月にThe Governors Ballというフェスに出るようだ。ちなみにジュリアンはこのフェスにThe Voidzとしても出演する。

 

www.governorsballmusicfestival.com

 

もう一回Summer Sonicに来てほしいな。死ぬまでに一回でいいからThe Strokesのライブを観てみたい。

 

わたしがこうしてThe Strokesのことを思いながら平和に暮らしているときに、世界のどこかのトイレの前でおっちゃんがクネクネしているのだろうか。おっちゃんの健闘、そして無事を祈る。神よ、迷えるおっちゃんを救いたまえ。まさかジュリアンはクネクネしてないでしょうよ。