牛車で往く

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ぼんくらは漢字で書くと盆暗

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熊倉献さんが新しい漫画を描いている!!待ってましたよ。葬儀屋でアルバイトをしているぼんくら男子が不思議女子に恋をするというストーリー。ぼんくら・・・。

 

熊倉献さんを知ったのは本屋で表紙買いした「春と盆暗」。

 

春と盆暗 (アフタヌーンKC)

春と盆暗 (アフタヌーンKC)

 

 

「春と盆暗」の帯にも『ぼんくら男子と不思議女子の「片思い」連作集!』と書いてある。熊倉さんの漫画においては、ぼんくら男子と不思議女子っていうのがキーワードなんやろな。盆暗って漢字、こうやって書くんや。この漫画は、そんなぼんくら男子、不思議女子たちが互いに互いの心を軽くしあう物語である。登場人物たちは、現実世界のいやなことに耐えるために、何かしらの妄想にしがみついているのだが、その切実な姿にものすごく愛おしさを感じる。さらに、"ぼんくら男子"や"不思議女子"たちが、さすがは"ぼんくら男子"・"不思議女子"といった具合に、ちょっぴり変わった、だけどもなんだかほっこりするような方法で悩める者たちを救っていくのだ。なんせキャラがみんな可愛い。なんか愛おしくなる。うれしいことがあるとつい人を殴ってしまう女の子のキャラの気持ち、めちゃくちゃ分かる。うれしいことがあるとなんかこう、グァーってなってまうねん、胸の奥が。おいっ!みたいな感じで殴ってまうねん。わかるよその気持ちがおれには。犬でいうところのうれしょんみたいなもんよ、なんか変な例えやけど。

 

「生花甘いかしょっぱいか」は、縦スクロールで読んでいくちょっと変わった形式の漫画。まあ最近のスマホで読めるウェブ漫画にはよくある形式か・・・。

 

 

この漫画では、主人公のおそらくぼんくらである男子が、不思議女子の不思議な行動になぜか心が惹かれて好きになってしまう。ぼんくら男子が、あんまりタイプじゃないのになぜだか不思議女子のことが気になってしまい、その理由を探すシーンとかすごくいい。全然なんとも思ってなかった女子が夢に出てきて「おれ、ほんまはこの娘のこと好きやったんちゃう?」ってなって、次の日からその女子としゃべるときになんかソワソワする感じですよ。夢に出て来たから潜在意識下で好きになってんちゃう?的なやつですよ。無いですかそんな経験?

 

なんせ「春と盆暗」がめちゃくちゃ面白くて、新しい漫画を早く描かないかなあと待っていたから、連載が始まって非常にこれからが楽しみです。

 

 

P.S.  Amazonの「春と盆暗」のレビューが素晴らしくて、それについて書いてしまいました。

 

www.gissha.com