牛車で往く

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網代温泉で鯛の煮付けが食べたくて食べたくて(神奈川旅行 2日目)

前回に引き続き、神奈川旅行2日目について書いていきます。

  

www.gissha.com

 

 

2日目は午前中に日帰り温泉に入って、ご飯を食べてゆっくりしようということになり、午前から開いている温泉を調べてみると網代温泉が見つかった。神奈川旅行と書いたもののいきなり静岡へ。熱海駅から網代駅まで向かう際に乗ったJR伊東線のキンメ電車「Izukyu KINME Train」が赤色で可愛かった。

 

www.izukyu.co.jp

 

座席が窓に対して正面となるように配置されており、座りながら海を眺めることができる。座席には金目鯛のイラストが描かれており、すごくポップだ。車両内には熱海をPRする広告が多数載せられており、その中でも金目鯛の煮付けの写真があまりにも美味しそうで、今日のお昼ごはんは絶対にこれを食べようと心に固く誓った。

 

網代駅で降りると、昨日までの人混みが嘘であったかのように人が少なく落ち着いていた。駅から少し歩くとすぐに海が見えてきて、漁師さんらしき人が堤防で寝ていて、辺りにはのんびりとした時間が流れていた。街並みはなんとも言えないぐらい絶妙な平成初期のレトロ感があり、こういう雰囲気が味わえるのも旅行の醍醐味だよなと思った。

 

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そんなレトロ感から、ここは網代温泉ではあるけれどもvideotapemusicの「ニュー熱海」を思いだした。

 


「ニュー熱海」videotapemusic

 

「ニュー熱海」のニューという表現が古臭く、もはやニューじゃないというアベコベ感。PV自体の画質も低く、謎のノスタルジーな感情を誘う。

 

海沿いに歩いていくと網代温泉を日帰りで楽しむことができる宿、平鶴に到着。

 

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www.hiraturu.com

 

営業開始時間である11時よりも少し早く着いてしまったが入ることができた。入浴料は1000円で、ボディタオルは無料で貸し出してくれる。バスタオルは追加で100円。いざお風呂へ向かうと自分たち以外に入っている人は1人だけであり、気楽に入ることができた。シャワーは8、9名分ぐらい備えられており、狭くも広くもなくちょうどいいぐらいの広さであった。シャンプーにトリートメント、ボディソープも完備されており、身体を洗って露天風呂へ。露天風呂の目の前には海が広がっており、この海はどうやら釣りスポットであるようで、露天風呂の壁には釣り人から裸を見られたくない人はあまり海側に近づかないようにとの注意書きが書かれてあった。5月の海から吹いてくる潮風は涼しく、半身浸かっている状態がちょうどいい気持ちよさであり、このまま一生入っていられるんじゃないかと思うほどであった。露天風呂で昨日の反省会ならぬ思い出を十分に語り合ったところで、お昼ごはんを食べるためにお風呂を出る。我々が来たときにはガラガラであったが、お風呂を出た12時前ぐらいには人が増えてきており、空いているいい時間に楽しむことができた。

 

お昼ごはんは平鶴を出た正面にある食事処、味くらべにて頂いた。

 

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宣言通り鯛の煮付けを注文し、その他にも天ぷら定食と鯛のお刺身を食べた。さらには露天風呂に入ったあとに飲むビールが美味しい。1日目の日記にも書いたように、ビールが特別好きというわけではなく、昼間っからビールを飲むというシチュエーションに憧れているのだ。さらには露天風呂上がりのビールというオプションまで今回は付いているのだから、もう文句なしの条件である。わたしは、ただただそれっぽいことがしたいだけなのだ。満腹になり、お風呂上がりであるとこに加えてお酒を飲んだこともあって、かなり眠たくも心地よい気分になってしまった。ここが旅館だったら午後の予定を全部フイにして部屋で寝てしまうのになあなんてことを考えてしまう。それでもせっかく旅行に来たんだからと眠気を押して次の目的地、熱海へ。なんだか時間の奴隷であるなあなどと思ってしまったが、それでも友人と巡る旅行は楽しいから良しとしよう。網代駅にて熱海駅まで行く電車の時刻を確認すると、なんと40分も待たなければいけないではないか。マジかよ・・・。確かに利用者少なそうやけども、そんなに待つことになるとは。ということで電車が来るまで再び町をぶらつきました。途中コンビニでアイスを食べたくなったけれど、それは熱海で食べようと互いに励まし合い、なんとか踏み止まることができた。

 

熱海に到着。ピース又吉原作の火花のドラマでしか見たことがない熱海。駅から右手に進むと二筋に別れた商店街があった。商店街をしばらく歩いていると、ものすごい行列の出来ているスイーツ店がふたつほどあった。行列は途中で途切れており、途切れた先の人は中継地点のような駐車場でまた新たな行列に並ばされていた。行列が行列を呼ぶ人間の心理。わたしは行列が苦手なので、それを尻目にグングン進んでいった。途中で雨が降り出して気分が萎えてしまったけれど、商店街にはアーケードがあり傘をさす必要がなかったのがせめてもの救い。茶菓子屋でわらび餅の入ったアイスを食べて休憩をする。旅行中でも休日でも3時のおやつは必要だ。これが欲しくて外に出かけているところもあるくらい。アイスが食べ終わり、再び商店街をブラブラしたが、思っていたほど見るものがなかった。熱海とはそんなものなのか、こちらのリサーチ不足なのか、その辺りは定かではないが、いささか不完全燃焼感を残してホテルのある横浜へと戻る。

 

横浜の居酒屋で晩御飯を食べてホテルに戻る。ホテルにて明日は鎌倉に行こうということになる。鎌倉、わたくし大好きでございます。海に江ノ電に寺社仏閣。ピンポンにスラダンにサザンにアジカン。鎌倉は1度しか行ったことがないのだが、その1回がとてつもなく楽しかった。3日目の天気は晴れということで、万全の状態で鎌倉を楽しむべく、友人達の談笑する声に耳を塞ぎ、ひとり早々に眠りの世界に逃げ込みました。