牛車で往く

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ちょっとだけ嫌いになる

隅田川について調べていたら出てきたこの情報。

 

anond.hatelabo.jp

 

川沿いによく桜の木が植えられている理由に『へえ』となる。それが本当かどうかを調べたらどうやら本当っぽくて、でもそれを知ろうと思って行き当たったページを読んでいるときにはなんとなく味気なさを感じた。これってなんなんやろうと思って疑問を解消するページに自ら当たるよりも、暇やなあって適当にネットサーフィンをしているときに不意に知らなかったことを知るほうが面白さが強い気がするのは、やっぱり衝撃みたいなことがポイントなのだろうか。人生に取り入れていきたい偶然性、みたいなことを誰かが言っていた気がして、まあ確かにとこの瞬間は思った。自分の地元では夕方五時になると「はーるのーうらーらーのー」のメロディーのチャイムが流れる。自分はこの曲のタイトルをずっと「隅田川」だと思っていたのだが、この前調べてみたら「花」だった。自分はこの曲の歌詞を「春のうららの隅田川」までしか知らず、その部分だけで勝手に曲名を決めつけていたのだった。「春のうららの隅田川」のあとに花が出てくるんだと思い改めて歌詞を読んでみたら、確かに出てくるけれどこの内容で曲名が「花」になるんだというくらい目立たない登場の仕方だった。一番の歌詞のみを重視した曲名。とはいえ「花」だからこそ、東京でもない自分の地元でこの曲が夕方五時のチャイムとして使われていたんだと納得した。作曲者は丸眼鏡で有名な滝廉太郎だった。名前はよく聞くけど、正直小学生のころに滝廉太郎の作った曲を音楽の授業で習った記憶がない。メロディは一切出てこないが「荒城の月」って滝廉太郎? 気になるけど、それほど気になるわけでもないから、あえて調べないでおく。

 

らんま1/2がリメイクされるそうで、最近は子どものころに見ていたアニメがリメイクされることが多い。自分はあんまりアニメを見ないから、リメイクされても見ることはないだろうけど、ニュースを見れば『おっ』とは思う。自分はあかねの髪は短いほうが好きだった。でもD.Gray-manのリナリーの髪が短くなったときには絶対長いほうが良かったと思ったので、あかねの髪も長い派の人がいるのかもしれない(D.Gray-manって今どうなってんの?)。the dadadadysっていうバンドが出した一番新しいEPの三曲目のタイトルが「じゃじゃ馬にさせないで」で、まさからんまの曲じゃあるまいと思っていたら、そのまさかだった。

 

the dadadadys - じゃじゃ馬にさせないで(Official Audio)

 

一番のAメロの後ろでワウの効いたギターがバリバリに演奏されているのがカッコ良く、「訳も分からずに」のところをサビと捉えてハモッているのも良くて、意外と悪くなかった。この前、関ジャムの亀田誠治特集で、亀田誠治がCoCoの楽曲を編曲していた事実を知り、ここでもらんまを思い出した。CoCoといえばらんま1/2のオープニングとエンディングを歌っていたアイドルグループで、どっちの曲も好きだった。

 

最近確かに芸人の永野がグイグイ来ている。でもこの前、永野がMCをしていたNHKの宇宙人に関する特集番組では、石原良純相手にちょっとキツイ一言を何度か投げていたけれどあんまりうまく行ってなかった。さんまの向上委員会に出て陣内と喧嘩をしたのが面白かったとのネットニュースを目にしたのでTVerで見てみたものの、陣内が結構本気で怒っていて、わりとヒヤヒヤした。さんまはあまり助けてくれず、マルコポロリで生き生きしている永野の姿を見ている関西人のこちらとしては、MCが東野だったら......と思わずにはいられなかった。東野だったら喧嘩を吹っ掛けた永野サイド、もしくは吹っ掛けられた陣内サイドどちらかの味方をして、プロレス的な感じに持って行ってもっと盛り上げてくれたかもしれない。それと同時に陣内がガッツ石松に本気でキレられていたことも思い出した。何年か前に「やすとものいたって真剣です」で永野が文句を言っていたのが面白かった記憶があり、永野の芸風は関西のほうが合ってるんじゃないかと思う(永野自身も何かで言っていた気がする)。永野のYouTubeチャンネルでジャニーズ(もうジャニーズとは言わないか)のタレントとNIRVANAについて語り合う動画があって、単純にそういう好きなものの話を誰かとし合うってこと自体を楽しんでいる、喜んでいる感じがあって面白かった。その動画を見て気になったNIRVANAの曲を聴いてみたら全然しっくりこなくて、自分は多分NIRVANAにハマれる若さを完全に過ぎている。

 

穂村弘と山田航の「世界中が夕焼け」を読み直していたら、芸人が細かいところに気づく面白さに長けているとしたら短歌とかも上手だろうなどと安易に考えた。数年前のNHK短歌で、麒麟の川島の着眼点を俵万智が絶賛していた記憶があるが、果たして本当にこの記憶は合っているだろうか。

 

【学校あるある】究極の学校あるあるを探すだけの動画【黒帯会議】

 

YouTuberたちによる何番煎じやねんと思わずにはいられないあるある動画が溢れかえる中、あるあるに終止符を打とうとするこの企画。本気で最後のあるあるを考えすぎて、動画が始まってものの二分で気づけばスウェットを脱いでいる。笑い飯哲夫の「机の木の天板とアルミの間に水色のビニールが付いてる」ってやつには唸った。笑い飯の漫才では、哲夫大喜利パートよりも西田大喜利パートのほうが面白いと思っている派だけど、これは面白かった。あと、黒帯大西の「防球ネットに指5本つっこんで揺らしてどこまで揺れてるか見る」も面白かった。そして案の定、動画のコメント欄が我も我もとあるある提示大会になっていた。コメント欄のものでは個人的に下のやつが良いあるあるだった。

 

机に貼ってあるラベルに書いてあるこの机の標準身長と全然違う

手洗い場の排水溝の二層目の鐘みたいなのを無心で洗うやつおる

椅子の鉄の横棒いきなり落ちる
朝礼のとき靴のつま先をグリグリして地面に円書く

 

自分も学校あるあるを書きたくなったので書きます。

 

  • 机の足の裏で知らん間にギュって固まってる黒いテカテカの塵の塊を大掃除のときに定規で削ってはがす

  • 隣の席の女子が机の横のこっち側の引っ掛けるとこに、こちらの許可なくわりとデカめの荷物を引っ掛けてたらちょっとだけ嫌いになる

  • 上靴、ゴムの部分が全面のやつよりもベルトみたいになってて隙間あるヤツのほうがちょっとだけカッコいい気がする

  • 生徒のリコーダーはみんな黒ベースのやつやのに音楽の先生のやつだけ真っ白でなんかカッコイイけど、口紅がべっちゃーって付いてるの見てちょっとだけ気持ち悪くなる

 

最初のやつ以外の「ちょっとだけ」シリーズは全部ただの個人的な思い出のような気がする。やってて思いましたが、内容の如何にかかわらず考えること自体が面白いので、YouTuberが何番煎じであろうとこぞって言おうとする気持ちが少し分かりました。これ、めっちゃ浅いあるあるばかりを言ってたYouTuberが急に黒帯の最後のあるあるレベルのものを言い出したら、それはそれであんまり跳ねないのだろうか。この黒帯のあるある終わらせる動画には美容室版もあるのだけれど、そちらはあんまり面白くなかった。学校という懐かしさの伴うお題だからこそ面白いってのもあるのかもしれない。美容室版のコメント欄では下のコメントが面白かった。

 

普段お風呂でおしっこしてるから、条件反射でシャンプーの時おしっこ出そうになる
は、どうですか?

 

普通にないないやし、どうですか?やあらへん。変なセルフパブロフの犬。