牛車で往く

電車に乗ってるときなどの暇つぶしにでも読んでください

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いつも左のような

これまでパパッとシャワーだけで済ませていたところを、なんや分からんけどこの冬から湯船にお湯を張ってお風呂に入ってみようという気になり、そうしている。先日、入浴剤として使っていた色んな温泉のお湯を再現したアソートの袋が全て切れたから、適当に似たようなものを選んで買ってきた。箱に入ったいくつもの袋の中からこれまた適当に選んだものを入れたお湯は、色付きだがにごることなく透明のままだった。最初に買って来たものがたまたま全てにごり湯タイプのアソートで、お湯はにごっているのが当たり前になっていたもんだから、湯船に浸かりうつむいて眺めた先のお湯が透明であることを変に意識してしまい、なんとなく体が温まり切らないような気分になった。お湯に沈めた体が透けて見えているだけなのに、なぜかちょっとだけにごっているときよりもスースーする。にごり湯のころも同じだったはずなのに、にごらず湯に浸かっているときだけ、お湯から出ている腕やらの部分に張り付いた水滴が空気に触れて冷えていくのを肌越しに感じるような、そんな気になる。さらには入浴剤の色が寒色系だとスースー感がちょっとだけ増すような気もする。冬に体を温める目的で湯船に入るのであれば入浴剤はにごるタイプのほうが良いってことに、このときになって初めて気がついた。にごり湯3、にごらず湯7ぐらいの割合で入っている買って来たアソートを早く使い切ってしまい、にごり湯10割のものに変えたいのだけれど、にごらず湯のものに限って同じ温泉モデルのものが二袋ダブっていたりするから、自分とは反対ににごらず湯を求めている誰かに、ダブりをにごり湯の袋と交換してほしい。にごり湯であれば、雑魚なやつでも全然気にせんから。いっそのことにごらず湯は使わずに置いておいて新しくにごり湯10割のものを買い、季節が進んで少し暖かくなってきたところでにごらず湯を使おうかと考えてみたものの、何も考えずにそう考えてみただけで、実際はそんなことをするほどスース―はしていないから、というかにごり湯と何ら変わらず一切スースーなんてしていないはずだから、次第に気にしなくなり今は普通に使っているというオチ。

 

湯船に浸かり始めるとお風呂タイムを充実させたくなり、防水ケースを買ってスマホを持ち込むようになった。結局やることはお笑い動画を見るとかなんですけれども。この前やっていたドリーム東西ネタ合戦2024のニューヨークの漫才が面白く、屋敷の「気になるかなぁ おぉい お前さっきからまっちゃんとかジュニアさんみたいなこと言うてくんなやぁ」って言い方が絶妙で、「かなぁ」と「おぉい」と「くんなやぁ」のところが聞きたくて、TVerで何回も十秒巻き戻してはその部分ばかりを見た。そんなふうに動画を見たりネットサーフィンをしていると平気で一時間ぐらい湯船に浸かることになり、結果おしりにできものができた。『おしりにできもんなんて血行が悪くなってできるもんじゃないん? 血行が良くなるはずのお風呂に浸かってんのになんで?』と思いつつも、その血行のせめぎ合いにお風呂側が押し切られて負けたのだろう。そういえば高校三年生のころの年末、センター試験対策の講習が終わったときにも、二日間みっちりあった模擬試験やら講座やらで座り続けていたおしりにできもんができたな、今できもんができたのは左のおしりだけれどあのときも左だった気がする、体が左側にいがんでいるのかもしれない、できもんができるのはいつも左のおしりばっかりのような、でもそう思うのは多分気のせい、なんとなく左にできたことを意識したからそう思っただけ、おしりは自分の背中側にあるから、自分にとっての左のおしりはあなたから見ても左のおしりのまま、と当時のことを思い出しては色々考える。