自分はポケモンよりもデジモン派だ。ポケットモンスターよりもデジタルモンスター派。ポケモンは銀バージョンで辞めてしまった。ルギアもゲットせずに倒してしまった。ライコウ、エンテイ、スイクンには一度も出会わなかった。ただ、この攻略本を読むのは好きだった。
育て屋に預けてもタマゴを生まなくて、出てくる時点でレベルが40とかのポケモンの、レベルが低い間に覚える技名などが載っていた。それが開発者しか知らない情報が載っているようで面白かった。
とはいえ、先ほども申し上げた通り、デジモンの方が自分は好きだった。ちょうどデジモンアドベンチャーが放送されているとき自分は小学生であり、デジモンペンデュラムもデジヴァイスもディーターミナルもディーアークも持っていた。ディーターミナルはめちゃくちゃ面白かったなあ。
デジモンアドベンチャーは、光子郎とテントモンのことが好きで、デジモンの指人形のアトラーカブテリモンが当たったときはすごくうれしかった。アトラーカブテリモンの指人形の背中の緑色の部分をへこませるのが好きだった。デジモンアドベンチャーでは、パタモンだけが全然成熟期に進化しないことにイライラしていたなあ。エンジェモンになってからめちゃくちゃ強くてびっくりしたけど。そして、アグモンとガブモンだけしか究極体になれないことにガッカリしていた。デジモンカードダスも集めていたから、究極体になるとしたら、ピヨモンはホウオウモン、テントモンはヘラクルカブテリモン、ゴマモンはプレシオモンなんだろうなと想像していた。実際のところ、ゴマモンの究極体はヴァイクモンになるらしいが。デジモンの究極体への進化に関しては、このサイトが面白い。
あとシンプルにワーガルルモンカッコ悪くないですか?グレイモンはメタルグレイモンに進化して、サイボーグ化して羽も生えて、めっちゃ強くなった感じが出てる。それに対して、ガルルモンはワーガルルモンに進化して立っただけ。手ぇ抜くなよと、幼き自分は思ったよね。もうちょいなんかあったやろと。
デジモンアドベンチャーは映画も面白い。
デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!/デジモンアドベンチャー【劇場版】 [DVD]
- 出版社/メーカー: 東映ビデオ
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第1作目の「デジモンアドベンチャー」は、太一とヒカリが幼いころの話である。最初は可愛かったコロモンが、どんどん進化していって文字通り怪物に近づいていく。大人になってからみれば、その過程が少し切なく見える。そして、団地という舞台設定が秀逸だ。フィクションとは分かっていながらも、どこか自分たちの世界に近いような感じ。太一とヒカリが住んでいる部屋なんか、現実の友達に似たような部屋に住んでるやつおったもんな。そして、子どものアニメにしては珍しく、この映画からは「死のにおい」がする。先ほども書いたように、コロモンは進化するごとにどんどん野蛮になっていくし、グレイモンとパロットモンの戦闘では、グレイモン負けるんじゃないか?という雰囲気がある。劇中でかかる「ボレロ」も、こういった雰囲気の一端を担っている。だから、小学生の時は、この映画が少し怖かった。大人になってから見ると、なんとも言えない切なさが映画全体から漂っている。
続く第2作目の「ぼくらのウォーゲーム!」。これはめちゃくちゃ名作でしょうよ。サマーウォーズよりも無駄な部分がなくていい。サマーウォーズはね、田舎を舞台にしたりして、なんかあざとく思ってしまう。夏と田舎と女の子の組み合わせ、みんな好きでしょ?みたいな。勘ぐりすぎかね。「ぼくらのウォーゲーム!」では、わたしの好きな光子郎も太一と一緒に活躍する。光子郎がおなかが痛くなるシーン、笑ったなあ。太一のお母さんは能天気だし、仲間たちは夏休みで旅行や帰省しているしで、世界の危機が迫っているのに、みんなそれに気づいていないところに妙なリアリティがある。そして、単純にオメガモンがかっこいい。強すぎる。
デジモンアドベンチャー02はね、正直あんまり好きじゃなかった。小学生のわたしには、アーマー進化を受け入れることが難しかった。ドラマCDの「夏への扉」はめっちゃいい曲やけど。でも、その次のデジモンテイマーズは面白かった。ウイルス種やのに、いいもんというデュークモンの衝撃たるや。そしてこのころのデジモンは、ロッテリアとコラボしていて、ロッテリアでセットを頼むと、冷たい飲み物を入れると色が変わるデジモンのコップが付いてきていた。
そして、デジモンと言えばカードダス。100円を入れれば4枚カードが出てくるカードダスが、トイザらスとかに置いてあった。ミレニアモンを当てたときは興奮した。
確か当時は、強い究極体のデジモンでもAの攻撃力が580で頭打ちだった。しかし、ミレニアモンはそこを590と10だけ上回っていたのだ。「さ、さいきょうのカードや!」と小学生のころの自分は興奮して、友達にめちゃくちゃ自慢してた。見た目もキメラモンがムゲンドラモンの大砲を背負っているという、めちゃくちゃ強そうな恰好。そもそもすでに究極体のムゲンドラモンをさらに進化させるなんて、絶対強いに決まってるやんって思ってた。今ミレニアモンを見て、自分で考えたキメラモンみたいな、色んなデジモンのパーツを集めたデジモンの絵を描いていたことを思い出した。懐かしい。そして、自称正義感の強い少年だった自分は、ワクチン種のデジモンしか認めていなかった。正義感の強さを表す具体的なエピソードは全く思い出せないが。人生で一番当てて嬉しかったカードは、なんといってもインペリアルドラモン パラディンモードだ。
カードダスからこれが出てきたときは、もう物凄い感情になった。カッコ良すぎる。さらには攻撃力900て。強すぎるやろ。B攻撃でも700あるやん。強すぎるやろ。しかし、残念なことにインペリアルドラモン ファイターモードもオメガモンも持っていなかった自分は、このカードを使うことが出来ずに、眺めるばかりであった。それでも幸せ。持ってるだけで幸せ。そして、このあたりからワクチン種なのにBタイプのデジモンとかが増えてきた気がする。
デジモンに夢中だったので、Vジャンプで連載していたデジモンの漫画も集めていた。
デジモンアドベンチャーVテイマー01 Disc-1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 井沢ひろし,やぶのてんや,本郷あきよし
- 出版社/メーカー: 集英社
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ブイドラモンが主役というなかなか渋めのチョイス。この漫画、味方のデジモンが結構悪いデジモンに負けていて、小学生の自分にとってはハラハラさせられる展開だった。デスモンとの闘いは面白かった。一回負けるんだけれども、エアロブイドラモンに進化して勝利するという熱い展開。友達にこの漫画を読んでいる子は一人しかいなかったので、その子とこの漫画の話をするのがすごく楽しかった。さらには、Vジャンプでのデジモンの特集も読んでいた。ボルケーモンの恰好をしたボルケーノ太田という人がやたらと出てきていた。ボルケーモンが先なのか、ボルケーノ太田が先なのか。
ワンダースワンカラーのデジモンバトルスピリットもやってたよね。
デジモンテイマーズ バトルスピリット 単品版WSC 【ワンダースワン】
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ベルゼブモン ブラストモードがすごい強かった。そして、ワンダースワンのソフトは、引くほどデータがすぐ消える。何回やり直したことか。なんてポンコツなゲーム機。冷静になったら、ソフトの端子の部分がむき出しやからね。開発段階で誰か止めろよ・・・。ワンピースのスワンコロシアムも何回もデータが消えた。消えるたびにやり直してはクロコダイルに立ち向かっていた。ラスボスのクロコダイル、反則やろっていうぐらい強かったな。あいにく、デジモンワールドはやりたかったけど、家にプレイステーションがなかったためできなかった。
ここまでデジモンのことについて、つらつらと書いたけれども、周りの友達はポケモン派ばかりであった。デジモンカードの対戦も、周りが持っていなかったからあんまりできなかった。でも、大学生のころにカラオケに行ったら、まあまあの確率で誰かが「Butter-Fly」を歌っていた。それなりに人気はあったんだろう。
ポケモンよりもデジモンの方が設定上、スマホとかと親和性が高そうだ。だから、デジモンが再び、今の時代に脚光を浴びれることを切に願う。