牛車で往く

日記や漫画・音楽などについて書いていきます 電車に乗ってるときなどの暇つぶしにでも読んでください

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卒業式のない卒業はいったいどんな感じなんだろう

4月になり新年度を迎えたけれど、それどころではないコロナウイルス騒動。かといって生活を止めることはできないのが正直なところ。極力外出しないように気を遣いながらも、平日は会社へと出社している。病気は人が死ぬ要因となるが、経済状況の悪化も人が死ぬ要因となりうる。経済活動を止めたときに、果たして世界がどんなことになるのかは全く想像できないから、なんだか今の状況には成す術のない感じがものすごい。今現在、自分の身近な人に、コロナウイルスにかかった人はいない。会社でも同僚と「なんかフィクション上の出来事みたいになってきたな。」なんて言っているけれど、こんなことを言っているうちはまだ本当に身に迫った感覚を抱けてはいないのだろうと思うし、実際のところそうだ。自分がまさかコロナウイルスにかかることなんてないだろうと高を括っているわけではないが、自分がコロナウイルスにかかる可能性を本気で考えているわけでもない。相変わらず薬局に行ってもマスクは売られていないが、そんな状況にも慣れてきてしまった。誰に見られているわけでもないが、現状の自分の生活する姿勢が、この状況下においてどれだけ適切なものなのかが気になるところではある。

 

4月になってカネコアヤノの新譜やpanpanyaの新刊が発売されたけれど、買いに行けていない。わたしの家から近いタワーレコードや本屋は繁華街に位置しており、その周辺のカフェの店員がコロナウイルスにかかったとの噂を耳にし、そこに行くのは今は我慢するしかない。宇多川八寸さんがオススメしていた黒田硫黄の「茄子」。

 

note.com

 

これも京都国際マンガミュージアムにあるのは分かっているのだが、あいにく臨時休館中であり、読みに行くことはできない。

 

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コロナウイルスめ。

 

まあしょうがないことだらけなので、家で楽しめることをするしかない。ということで、最近は期間限定で無料で公開されている「桜谷小学校、最後の174日」という作品を見た。

 

sakuradani174.com

 

徳島県にある、廃校することが決まった桜谷小学校にいる生徒たちの、最後の日々を撮影した作品。小学1年生から6年生まで、総勢11人しかいないこの学校で築かれる生徒間の絆は、比較的多数の生徒がいるその他の小学校よりも強いように感じる。自分は小学校はおろか、中高の卒業式でさえ涙を流さなかったが、この小学校の生徒たちは卒業する6年生だけでなく、見送る側の5年生や4年生、さらには2年生の生徒までが泣いている。彼ら彼女たちが別れの悲しさを感じている姿を見て、とても切ない気持ちになった。また、廃校になったのちに生徒たちが転校する予定となっている小学校との交流会のシーンもグッと来た。周りは知らない人だらけの中に、いきなり飛び込むことになる桜谷小学校の生徒たち。その不安そうな姿に胸が苦しくなりながらも、模擬授業において小学1年生のかずきちゃんが勇気を出して手を上げたところで、ものすごく心を揺さぶられた。子どもにとって環境の変化はものすごく恐ろしいことだと思うのだが、そこに勇気を持って一歩踏み出したときの尊さみたいなものをすごく感じた。こんな状況だから、この作品を見てコロナウイルスの影響で卒業式ができなかった人たちに自然と考えが及んでしまうのだけれど、そんな人たちの中には未だにずっとまだ終わりきれていない感覚を抱き続けている子もいるんじゃないかと思う。別れの瞬間には、卒業式のような涙を流して今がその瞬間と分かるような、そんな区切りがなければ、受け入れられない部分もあるんじゃないだろうか。まだ今ほどコロナウイルス感染者が多くなかった3月初めの日曜日に、ブレザーの胸ポケットに花を一輪挿して自転車を漕いでいた高校生とすれ違ったけど、あれは学校主催ではない卒業式のようなものを仲の良い友人たちだけで行ったのだろうか。卒業式のない卒業って、いったいどんな感じなんだろう。

 

あとは本を読み直している。

 

ホルモー六景 (角川文庫)

ホルモー六景 (角川文庫)

  • 作者:万城目 学
  • 発売日: 2010/11/25
  • メディア: 文庫
 

 

万城目学の「鴨川ホルモー」のスピンオフ的な位置づけの作品。正直この「ホルモー六景」のほうが好みです。特に「ローマ風の休日」が最高。なんちゅう爽やかさ。京都に行きたい。

 

早稲田文学増刊号 「笑い」はどこから来るのか? (単行本)

早稲田文学増刊号 「笑い」はどこから来るのか? (単行本)

  • 発売日: 2019/12/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

YouTube作家の、すのはら+たけちまるぽこのインタビューが面白かった。YouTuberって人気を獲得するためにこんなに戦略的にならなければいけないなんて。人気が出るためには、ネタが被らないようにするのではなく、あえて被らせて人気動画の関連動画欄に出てくることを狙う必要があり、まずは見てもらえなければ話にならない。もはやYouTuberはれっきとした職業。あとはミルクボーイが優勝したM-1後にやたらと耳にするようになった人を傷つけないお笑い。そんなにみんな言う?ってぐらい、この本でも書かれている。やっぱり自分は笑いを分析しすぎるのには少し抵抗があると改めて感じた。『ああ~、これは人を傷つけないお笑いだからいいお笑いだ。』なんてことをいちいち意識していたら笑えまへん。明らかに人を傷つけていると分かるものはダメだとは思うが、「人を傷つけないお笑い」という土俵を作ってしまうと、悪意があるつもりじゃないネタに対しても人を傷つけるネタとして拡大解釈してしまうことになりかねない気がする。

 

チェンソーマン 6 (ジャンプコミックス)

チェンソーマン 6 (ジャンプコミックス)

 

 

週刊少年ジャンプにこの漫画が連載されていることに奇跡を感じると言ったら大袈裟でしょうか。それくらいぶっ飛んでいて面白い。NARUTOの波の国編で、サスケが白に殺されたかもしれないシーンを読んで、えげつないくらいに動揺していた当時の小学生のわたしでは、きっと到底耐えられないであろうくらいめちゃくちゃ人が死にますし。チェンソーマンはストーリーや絵の見せ方が映画的と言うか、そこが他の漫画と違うところで魅力な気がする。あんまり映画見んけど。あとは線が日本の漫画っぽくなくて、太さが均一な感じがちょっとバンド・デシネっぽい。そんなにバンド・デシネの作品を読んだことないけど。まあとにかく面白いことは確か。何回読み直してもいい。このクオリティで3か月ごとに新刊を出してくれるから、ジャンプで連載している漫画家はやっぱりすごい。

 

大ダーク (1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

大ダーク (1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 作者:林田 球
  • 発売日: 2019/11/12
  • メディア: コミック
 

 

林田球の「大ダーク」はドロヘドロ宇宙版といったところ。林田球は相棒とかバディ的な設定が好きなんでしょうか。第1話ならぬ1骨(ボーン)の扉絵で4人のキャラが立っている姿がめちゃくちゃかっこいい。しびれるぜ。

 

あとはフジロックにThe Strokesが出演すると聞いて、彼らの作品を聴き直している。

 

www.fujirockfestival.com

 

カッコいいんだけれど、やっぱり自分は1st、2ndアルバムが好きなんだなあと改めて感じる。フジロック、ストロークスを観に行きたいけれどフェスは苦手だしなあ、でも今回を逃したら次はもうないかもしれんしなあ、どっかで普通にワンマンやってほしいなあとか思いながら、行くかどうか悩んでいます。コロナウイルスの影響でフジロックが中止にならんとも言えないけれど。

 

Futurama

Futurama

 

 

これまでウォークマンに入れて外で聴いていたら、なんだか飽きてしまうなあと思っていたけれど、家でゆっくり聴くと良い。そういうのってあるよね。外で聴くモードの曲と、家で聴くモードの曲。このアルバムでは特に「Flava」が好き。

 

 

あとはやっぱりカネコアヤノ。

 


DRIP TOKYO #2 カネコアヤノ

 

今の季節、ベタだけれどもこの動画の「春」がめちゃくちゃいい。「群れたち」に収録されているバージョンよりも歌い方が力強くて感動する。この前のYouTube生配信ライブも良かったし、弾き語りライブの音源を収録したCDも発売されるしで最高。

 

kanekoayano.theshop.jp

 

このCDにも「春」は収録されているようだし、個人的に好きな「ホームシックナイトホームシックブルース」まで入っている。買います。

 

あとは最近コロナウイルスで多分めちゃくちゃ暇になったのであろう、ロングコートダディの堂前がnoteをめちゃくちゃ更新しているのも見ている。

 

note.com

 

紹介文が「見ていって。」ではなくて「見ていて。」なのがいい。らしさ出てる。特にこの日記が好き。

 

note.com

 

らしさ出てる。