夏になって夏の曲が聴きたくなって聴くのはなんとも単純すぎるなあと思うのだが、聴きたくなったのだから仕方がない。
自分はHelsinki Lambda Clubの「彷徨いSummer Ends」の1:10あたりのギターギュワワワーンの部分がめちゃくちゃ好きで、何度も巻き戻してはその部分ばかりを繰り返し繰り返し聴くのだけれど、そのたびについさっき聴いたはずなのに聴き逃したみたいな物足りない気分に襲われる。そうしてまたまた巻き戻しては聴き、何度も満たされない気分を味わうのである。
平方イコルスンの「駄目な石」を読み返し、良すぎて今さら感想を書いた。
流れでひとつ前の作品「成程」も読む。
そこで「駄目な石」で鼻ちょうちんを捕獲した炭酸飲料と「成程」で蛍光灯を粉砕した炭酸飲料が、大発泡という同じものであることに気づく。味に関する情報はなく、ただただ強炭酸であろうことを誇示した製品名、大発泡。なんか花火でもありそうな名前やな。そして、もぐらと何かしらの生物の視覚を比較しているのであろう謎の会話を繰り広げているときの女子3人の顔がなんだか良い。彼女たちのこの自然で楽しそうな表情を見よ(買って見てほしい)。"気づく"をあえて"察知"と言い直したにも関わらず、次の瞬間テンションが上がって"気づいた"とそのまま言ってしまい無意識に大発泡を机に叩きつけるのも良い。もうなんで良いのかも分からんけど良い。なんか楽しい。ていうことで、そのまま最新作「うなじ保険」を読もうと思ったところ、これがなんと見つからない。おそらく実家に置いたままである。しょうがないからまた買おうと思います。
といった感じで、だいたい第四次くらいの平方イコルスンブームが自分の中で巻き起こっているのだが、ときにはてなブログはAmazon商品リンクにあった「この商品を含むブログを見る」のシステムをなぜ廃止したのか。あそこをクリックすることで、自分以外の平方イコルスンの漫画を読んだ人たちがどんな感想をもっているのかを知ることができ、さらにはそんな人たちが他にどんな漫画を読んでいるのかを知ることで広がる世界があったのに。復活させてほしい。マジで。要るやろこれは。
はてなブログは、はてなブログ限定の記事検索機能をもっていないから、例えば平方イコルスンについて書かれたはてなブログを見つけたいなと思ってもその手段がない。絶対にあったほうがいいと思うんだけれども、それがない。と、わたしのように思う人は他にもいるわけで、そんな人がGoogleの検索設定をいじってはてなブログの横断検索ができるようにしてくれたものがすでにこの世にある。
自分はこういったネットの個人的な問題をどうにかしようとして、それが他の人たちにも恩恵となるところが本当に素晴らしいしありがたいと思う。すなばいじりさん、ありがとうございます。マジで感謝カンゲキ雨嵐。手越ジャニーズ辞めたね。知らん間に「テイッ!」とかいう「ゲッツ!」的な一発ギャグみたいなのを拵えていたんだね。
最近寝る前には、布団の上にごろごろと転がって平民金子の「ごろごろ、神戸」を読んでいる。
めちゃくちゃ分厚いから、寝る前の読書タイムは結構な間この本でどうにかなりそうだ。このエッセイはもともと神戸市のWEB広報のページで連載されていたものであり、本の形で出版されたあとでもまだ公開されたままとなっている。
WEB版のほうには、書籍版と異なり神戸の風景を収めた写真が数多く掲載されており、こっちはこっちでこれまたいい。わたしは家では書籍版、外出時はWEB版といったように読む場所によって媒体を使い分けています。ご本人のアカウントで運営されているメルカリのほうでは、「平民金子」の落款の入ったバージョンの書籍も購入できる。
友達と喋りながら三ノ宮駅からメリケンパークを通って神戸駅まで歩くのは楽しく、これまで何度も誘っては歩いたことがある。これがまあまあ歩くことになるんだけれど、天気のいい日のメリケンパーク、ハーバーランドは本当に開放感があって気持ちいい。「ごろごろ、神戸」にもその魅力が書かれている。
JR元町駅からメリケンパークを通って神戸ポートタワーまで4K動画で歩き撮り
ハーバーランドには神戸の象徴であるポートタワーがある。わたしは夜の高速道路を走っているときにビルやバイパスに遮られながらも、ちらっと見えるその姿が好きである。「ごろごろ、神戸」の"第14回 メリケンパーク、行くのがめんどくさい問題"に書かれているように、仮に阪神高速道路の地下化が実現した暁には、この景色が見れなくなると思うとそれはそれで寂しい。わたしは歩いてでもわざわざメリケンパークに行くし。夜に浮かぶポートタワーと言えば、tofubeatsの「水星」のジャケットもいいよね。
このライブの演者と観客のテンションが最高です。
DTTN x PUNPEE x オノマトペ大臣 / Local Distance ~ 水星 (Roller Skate Disco Remix) live at suisei is high
「Local Distance」もPUNPEEがRemixした「水星 (Roller Skate Disco Remix) 」、どちらもいい曲だ。tofubeatsにPUNPEE、ご結婚おめでとうございます。
以前にカルピスゼリーが見つからないという記事を書いたのだが、近所のスーパーでその所在を探した結果、割りとすぐに見つけることができた。
ゼリーってスーパーのどこにあるのだろう?ゼリーコーナーなんてあるのか?それともお菓子コーナーか?いやいや紙パックのジュースなどが並べられている冷蔵コーナーにもありそうだな。でもあそこに置かれていたとしても、もっとしっかりとしたプリンとかと同じタイプの容器に入ったゼリーか。などと考えながら探していると、全く関係のないCook Doなどが置かれているゾーンの端っこというか、長方形をした陳列棚の短辺側の角辺りに段ボールのまま常温で積まれていた。普通にあるやん。で、この感じ、多分人気ないやん。売れ残ってるやん。なんだか雨の中捨てられている子犬のように可愛そうに思えてきて一気に2つ買いました。実際にそんな子犬を見たことはありません。幼少期に凍らせたカルピスゼリーをかじったときの美味しさを忘れることができず(正確には忘れている。美味しかった気がするのを忘れられない)、凍らせて食べないで下さいという注意書きを無視して冷凍庫に放り込む。凍ったカルピスゼリーはH2Oに特有の液体よりも固体の体積の方が大きくなるといった性質を受けて、蓋となっているフィルムを少し押し上げてこんもりとさせていた*1。どうやら破裂はしていない。ということで開封してカップの側面を押し、少しはみ出した部分を齧ると、やっぱり凍らせて正解だと思うくらい美味しかった。普通に食べるよりも味が濃く感じられるし、キンキンに冷えている。子どものころの記憶は決して思い出補正なんてものではなかったのだ。時空を超えて再び相まみえた気分だよ、カルピスゼリー君。なんでこんなに美味しいのに君は人気がないのだろうか(いや、おそらくやけども)。人気が出てくれないと君はスーパーに常備されないではないか。ということで頑張ってくれたまえ、カルピスゼリー君。子犬のようにみえていたことはもう忘れてしまいました。
*1:はてなブログ横断検索に引き続き、化学式であるH2Oの"2"の部分を下付きにする方法は以下のブログを参考にしました。
みなさん、ありがとうございます