牛車で往く

日記や漫画・音楽などについて書いていきます 電車に乗ってるときなどの暇つぶしにでも読んでください

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御所の読み方は「ごしょ」で、御苑の読み方は「ぎょえん」

最近は洗濯物の乾きが非常に悪いから、せめて朝早くから洗濯して外に干しておく時間を少しでも長くできれば多少は乾きもマシになるだろうと、自分が目を覚ましてすぐに洗濯が開始されるよう、洗濯機の開始タイマーを予約しておこうと思い立った。洗濯機の予…

蜜柑の輝きは何によるもの?(荒川洋治「読むので思う」)

荒川洋治のエッセイ「読むので思う」を読んでいると、アメリカの学生は芥川龍之介の「蜜柑」における汽車の窓から蜜柑が投げられるシーンを読んで、その場面には神様が関わっていると解釈するとの記述があった(正確には、荒川洋治が平岡敏夫の「ある文学史…

涼しい夜から肌寒い夜に変わったころ

初めて訪ねた街を歩いていると、その風景の中に自分の知っている街の面影を探してしまう。あ、ここはあそこらへんっぽいなあとか、ここはあそこらへんの雰囲気に似てるなあとか。そんなふうにして目の前の街の輪郭を知っている街のものに当てはめてみるのだ…

開架式書架の前で深刻ぶる在りし日

金曜日。雨ということで電車にて通勤。ウォークマンでThe Bandのセルフタイトルアルバム「The Band」を聴いていると、めちゃくちゃ気持ちがしっとりしてきて家に帰りたくなった。 The Band アーティスト:The Band 発売日: 2001/08/27 メディア: CD このアル…

もう虫なんて捕まえないお年頃

最近、知らない間にしれっとNHKで「浦沢直樹の漫勉」がneoになって復活していた。言ってよ、誰か。 www.nhk.jp 漫画家が作品を描く姿を定点カメラで撮影し、その映像をその漫画家本人と浦沢直樹が見ながら対談するといった番組。数年前に「浦沢直樹の漫勉」…

「ファンタジー」と「海に帰す」

布団の上で平民金子の「ごろごろ、神戸。」を読んでいると、ごろごろ神戸2の章に収録されている「ファンタジー」が素晴らしくてやられてしまった。 ごろごろ、神戸。 作者:平民金子 発売日: 2019/12/10 メディア: 単行本 特に冒頭の、子どもが地面のあたた…

秋の夜の川で鳴いているのは多分鈴虫

最近はすっかり気温が落ち着いてきまして、半袖を着ていると日中はちょうどいいぐらいの涼しさで汗をかくことがなくなってきた。太陽も18時ぐらいには姿を隠し始める。今年の夏は梅雨がずっと長く続いて、それが明けて一気に暑くなったかと思うと急に涼しく…

~2020年8月、9月に読んだ漫画たち~

タイトルを波線で囲んだりしちゃいました。っていうことで、マジ漫画読んでます。 チェンソーマン 8 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:藤本タツキ 発売日: 2020/08/04 メディア: Kindle版 チェンソーマンは本当に面白いなと思っていましたが、出てきたキャ…

妹尾豊孝写真展と入江泰吉「万葉大和路」展を観に奈良へ

先日、奈良市写真美術館に妹尾豊孝写真展を観に行った。 写真家・妹尾豊孝による、1990年代の大阪と京都をテーマにした個展が奈良で開催。https://t.co/ntWLFtuM50 — Lmaga.jp (@lmaga_jp) 2020年8月30日 近鉄電車に乗って近鉄奈良駅へ。この日はとても天気…

銀閣寺に行かずに哲学の道を進み、永観堂を飛ばして南禅寺へ

もう九月だけれどまだまだ暑い。去年は八月の最後に実家に帰省して地元を一日かけて散歩したけれど、この夏はコロナウイルスのこともあってそもそも実家には帰省せず。それでもブックオフのCMの言う通り、ずっと家に居るのはそれはそれでなんだか心がしんど…