牛車で往く

日記や漫画・音楽などについて書いていきます 電車に乗ってるときなどの暇つぶしにでも読んでください

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全然見れなかったウィンターカップ、今更でも間に合うボヘミアン・ラプソディ

高校バスケ、冬の全国大会ウィンターカップ。開催期間は12/23から12/29であり、この期間は仕事があったため全く見ることが出来なかった。悲しい。J SPORTS バスケット公式のツイートをタイムラインで眺めることしか出来なかった。残念。なにやら愛知県の桜丘高等学校の富永選手がものごっつかったらしい。6試合に出場して平均得点が39.8だとさ。すごいね。それでも優勝したのは、福岡第一。福岡県って福大大濠も強いんよね、確か。高校野球で言うところの大阪桐蔭と履正社みたいな関係なんだろうか。バスケの試合も地上波でもっと放送してくれたらなあと思います。

 

ウィンターカップは全然見れなかったんですけども、ボヘミアン・ラプソディはずっと観たいと思っていて、今更観ました。全然関係ないけど。

  

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公開が始まったのが11/9だったので、2ヵ月弱経ってから観た。めちゃくちゃ面白いと評判だったし、YouTubeのトレーラーもめちゃくちゃ面白そうだったので、ものすごくワクワクしながら観ました。といいつつもクイーンはベストアルバムぐらいしか聴きまへん。申し訳ございまへん。だけどもね、全然ベストアルバム聴いてる程度でも楽しめましたよ。むしろちょうどいいぐらいじゃないでしょうか。正直、映画が始まった直後の、バックで「Somebody To Love」が流れながらライブエイドに向かうフレディをスローで捉えている場面が一番グッと来た。名曲。

 


Queen - Somebody To Love (Official Video)

 

振り返れば、かなり序盤にピークが来たことになってしまったけども。帰りの電車はもちろんクイーン聴きまくりましたよね。ベストをね。ミーハーだからね。そして、映像作品における音楽の影響力の強さを改めて感じた。ぶっちゃけこんなにいい曲だらけやったら、とりあえず曲流してくれたら力業で感動してしまう。だって曲がいいねんもん。曲単体でも感動するのに、映像も良い感じやったらもう反則でしょうよ。エンドロールの場面で「Don't Stop Me Now」が流れたときも普通にいい曲やから感動してしまった。ずるいね。

 


Queen - Don't Stop Me Now (Official Video)

 

ブライアン・メイのギターソロがカッコよすぎる。使っているギターのレッド・スペシャルは親父さんといっしょに作ったんやっけ。

 

今回の場合はクイーンの楽曲が、バンドメンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮として参加した自分たちのバンドの映画で使われているから全然問題ないかもしれないが、感動させるために作った楽曲じゃないのに、安っぽい感動を誘うためにテレビなどで多用されて、「なんだかなあ」とアーティストが感じる場合もあるんだろうか。というかアーティストの誰かが言っていた気がする・・・。全然思い出せないけど。これって難しい問題だと思う。アーティストの手を離れた時点で作品は聴き手のものであり、解釈は聴き手の自由という話も聞くし。聴く人の数だけ解釈がある。でもやっぱり、この楽曲にはたったひとつの正解の解釈があるんじゃないかと思って、アーティストのインタビューとかネットの考察とかを読んでしまうこともある。そして、アーティスト側も「いやいや、もっと深いメッセージを込めて曲作りましたよ」と内心思っているかもしれない。でも説明するのは野暮。そして呂布カルマのこの曲の一節。

 


[PV] 呂布カルマ - white heaven

 

俺の浅知恵深読みマニアぶるリスナー

I love you 解釈は自由

 

この歌詞の通り、考えすぎやろ、こじつけやろと思うほどの考察もある。それにしても、こういうことを歌詞に書いてリスナーにぶつけるところが呂布カルマっぽいスタンスというか、ニクイね。そしてもちろん曲もカッコいい。

 

ところで、みなさんは楽曲をPCなどに保存する場合のフォーマットのこだわりなどはございますでしょうか。上で挙げたクイーンの「Somebody To Love」の表記は、前置詞toの頭文字が大文字のToになっているけれど、自分がパソコンに保存するときは冠詞や前置詞の頭文字は小文字にする。あとLive音源の場合に、楽曲名の後ろに(Live)とするか[Live]にするかといった鍵括弧の種類の問題とか色々ある。それらを統一しようとしていたら一日が経ってしまって、充実してるのか、無駄な時間を過ごしたのか分からなくなるときがある。こんなしょうもない部分は気にするくせに、ブログは誤字脱字があると思いますけど、そこはご勘弁ください。

コウテイとandymoriと色んな作品に対するレビューについて

文庫版Dr.スランプ3巻に収録されている「サイレント ナイト ドリーム」というエピソードがめちゃくちゃ好きだ。このエピソードは基本的にセリフがなく、絵だけで話が進んでいく。千兵衛博士がみどり先生とデートをしている夢を見ていると、夢の中でアラレちゃんやガっちゃんに邪魔をされる。そして夢の中で邪魔されたことに腹を立てて、現実世界で寝ているアラレちゃんたちに八つ当たりをしてキレまくるという話だ。実際のアラレちゃんたちは寝ているだけで何もしていないから、何で怒られているのかが分からない。もうこのキレてる博士のクレイジーっぷりが笑えて仕方がない。

 

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Dr.スランプ 3 (集英社文庫―コミック版) p210より

 

セリフがないから、博士がキレては夢の世界に戻っていく展開がテンポよく進んでいって、読んでいて楽しくなる。Dr.スランプに出てくるキャラの造形はみんな可愛くて、読んでるだけで元気が出る。鳥山先生のセンスに脱帽。確かに寝ようとしているときや、寝ているときに邪魔されるのってめっちゃ腹立つよな。自分も寝ようと思い布団入って横になっていると、同じ部屋で寝ている家族の一人が目のマッサージ機を付けながら寝ていて、そのマッサージ機のウィーン、ウィーンって音が気になり全然寝付けなくなったときはめちゃくちゃ腹が立った。一回でも腹が立ったらもう寝れない。キーッてなる。でもアキナ山名の「寝れるとき寝ときや」シリーズは面白くて好きです。やられた方はめっちゃ腹立ってると思うけど。

 

そしてこの前、NHKで放送していた「バナナマンの爆笑ドラゴン」という番組で知ったお笑い芸人のコウテイの漫才が面白かった。こっちも見ていて元気がでる。もう今ではすっかり夢中になっていて、コウテイの動画ばっかり見ている。ズィーヤッ。でも、こういう新しい人たちが出てくると、みんな誰々に似ているとか言いたがるよね。コウテイも別のコンビの〇〇に似ているなどと言われている。そうは思わんけどなあ。日本人はカテゴライズすることで理解したつもりになり、それによって安心するという話は聞いたことがあるけれども、表面だけを見て分類しすぎではなかろうか。

 

これに似て、バンドのPVを見ていて個人的に気になるのが「andymoriっぽい」というコメント。言葉を詰め込んでいて、ギターをジャキジャキかき鳴らしていれば、確かにandymoriっぽいんだけど、andymoriの良さはそこ以外にもあるわけで、そういう分かりやすい特徴だけを見てandymori っぽいというのはやっばり安易というか、敬意が足りないというか。それはandymoriにも、似ていると言われているバンドにも。確かにandymoriの衝撃はすごくて、みんながandymoriみたいなバンドを求める気持ちはわかる。けれども、上に挙げた分かりやすい特徴以外にも、もっとandymoriにしかない迫真性みたいなものがあるとわたしは思う。

 


andymori "ナツメグ"

 

音楽のことを言葉だけで伝えようとするのは難しいから、ある意味で似ているバント(同じ音楽というフォーマットの)で例えるのは、1番伝わりやすい形であるとは思うけれど。

 

かといって、こういうブログで好きな本や漫画、音楽について書くときに、同じフォーマットの他のものに例えずに、文章だけでその作品の良さを表現しようとすると、過剰に大袈裟なものになってしまう。難しいよね。最終的に「めっちゃいい」を連呼するだけになってしまう。素人が趣味で書いているブログでさえこんなことを思うのに、文章だけで確かに感じたことのある感情を引き出してくれる小説家はやっぱり偉大だ。

 

だから結局のところは、その音楽の本当の良さは聴いているときにしか味わえない。文章で表すことができたら、音楽の形をとらなくていい訳だし。保坂和志も小説は小説を読んでいる間にしか存在しないと言っていた。

 

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

 

 

じゃあブログに感想なんか書くもんじゃないやろとも思うけれど、まあこれは自己満足ですよ。なんていうか、確かに小説を読んでいる間しか本当の小説を味わうことはできないけれど、小説を読んだ時に感じた感情の一端を書き記すことはできると思うので。自分のためにね。そして、あわよくば自分と同じような気持ちを抱いた人たちとそういった感情を共有できたら嬉しいなという。だから、自分はすでにいいと知っている作品のレビューを読むのが好きだ。例えば、car10の2ndアルバム「RUSH TO THE FUNSPOT」のAmazonレビューに関してODENBOYという方が書いてある

 

朝方の銭湯みたいな深いリヴァーブ

 

という表現はめちゃくちゃ共感できる。聴いた人は絶対に共感できる、これ以上も以下もない最高の例えだと思う。

 

RUSH TO THE FUNSPOT

RUSH TO THE FUNSPOT

 

 


CAR10 - Bustard Blues - OFFICIAL MV

 

こういう自分では言葉にできないけれど、言われたらしっくりくる表現に出会えたら、なんか嬉しくなるんよなあ。けれどもこの曲を聴いたことがない時点でこの表現に出会っていたとしたら、聴きたいと思うようにはならなかっただろう。聴いたことがない人が聴きたくなるような表現と、聴いた人と感情を共有できるような文章は違うということを学んだ。じゃあやっぱり聴いたことがない人にオススメするときは、すでに有名な他のバンドに例えるのが分かりやすい気がする・・・。う~ん、難しい。

 

そして、「春と盆暗」のAmazonレビューにMiyaHaという方が書かれているレビューが、芸術作品に触れる喜びや素晴らしさを最高に表現してくれていると思う。

 

僕は時々、空想に寄生されます。 世界が白黒に見えたり、背後に知らない気配があるのは序の口です。

 

たまに向かい側の家に空から死体が降ってきたりとか、 逆立ちしながら歩く人が逆さになった口から何かピンク色のドロドロしたのを吐き出していたりとか、 向こうに見える山が巨大な胃袋に見えて、針で突いたら中から内臓がドバドバ湧いてきそうだなぁ、とか。

 

本当の話です。 僕の脳内でしか発生しないから、誰にも話さないし誰にも信じてもらえるとは思っていない。

 

自分を頭おかしいなと思う時もあるけれど、大なり小なり、皆そういうイカれた部分を内包していてくれたら、と願っていました。

 

そしてついに、この漫画によってこの妄想が僕だけのものじゃないと気づけた。

 

この漫画はとにかく意味不明で変人なキャラしか出てこなくて、 その独特の会話や素っ頓狂な空想力が心地よくて、 「やっぱ妄想するよね! だよね!」 と安心できました。

 

今、このレビューをお読みいただいた方、 「うわーファッションキチが自己陶酔しながらレビューしてるよ」 とお思いかもしれません。 そうなのかもしれません。 別にそう思っていただいて構いません。 ただ、 学校にテロリスト襲撃、自分が好きなあの子を救出して英雄に! とか、 大観衆の前で大演奏、ボーカルとしてキャーキャー言われる! みたいな妄想は、皆するでしょう。

 

それと大差ないんです。 目に月をぶち込むことも、 突然日本が沈没することも、 アロサウルスとサボテンで恋をすることも、 全世界のスイーツを巡り世界大戦が勃発することも。

 

僕はこの漫画に出会えて、ある意味救われたと思った。 誰かの脳内はこういうものが渦巻いていて、それはおかしいわけでもダメなわけでもなくて、 形が違うだけでみんなそういう世界を持っている。

 

だから、理解される事はなくても、確かに妄想に溺れる人は存在している。

 

だから僕は、読み終えてこう思った。 「感動のラスト!」

 

めっちゃいいレビュー。最高です。果たして、他に「春と盆暗」を読んだ人が、この作品に対してどこまでのものを求めているのかは分からないけれど、この切実なレビューに心が打たれて仕方がない。

 

春と盆暗 (アフタヌーンKC)

春と盆暗 (アフタヌーンKC)

 

 

このレビューに近いことをもっとポップに表現したものが、Twitterで話題となった藤岡拓太郎のこの漫画だろう。

 

 

 

作品を読むと同時に、他の人が書いたレビューを読むことで、自分が読んだだけでは気づけなかった作品の素晴らしさを知ることができるから、やっぱり評論家やレビューといったものは必要だなと感じる。

 

 

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保坂和志とか柴崎友香とか長嶋有を芋づる式に読んでいく

月曜から金曜までの会社に通わなければならない曜日には、今度の土日は絶対に有効活用しよう、一週間のうちの限られた休日なんだからと思う。けれども、いざ土曜日が来ると、まず昼前まで寝てしまう。寝ちゃうよね。そして、あっちゅう間に休日が終わる。セイセイセイ。ちょっと待ってくれよと。5日働いて2日しか休みないって、割に合ってないって。最初に言いだしたんどなた?もっと休もうよ。

 

あと、テレビや雑誌などのアンケート。20代男性や40代女性などの意見として発表されるアンケート結果。果たして自分は死ぬまでに一回でもそういうアンケートを受けることがあるのだろうか。自分の生きている世界なのに、自分の意見が全く反映されていない世界とは。頼んますよホンマ。アンケートしてくださいよ、わたしに。いざされたら、怪しく思って断ると思うけど。そして、ラジオとかにメッセージを送って読んでもらえたときの、あの、世の中に承認された感。素直に嬉しいよね。おいおい、マーキーが自分のメッセージを読んでいるよ。ありがとうマーキー。でもメッセージを読むだけで、リクエストした曲を流してくれはしないんだねマーキー。いや、読んでくれただけでもめちゃくちゃうれしいけど。そして、わたしの中でなんとなくマーキーは眼鏡をかけているだろうと思っていたけれど、実際は全然違っていた。思っていたマーキー像と違う。もうちょいタージンみたいな感じをイメージしていた。勝手に。

 

話は変わって、好きなアーティスト同士のコラボっていいよね、当たり前だけど。

 


Private Eyes - Mayer Hawthorne, Daryl Hall, Booker T, Live From Daryl's House

 

Mayer HawthorneがDaryl Hallと「Private Eyes」を歌っているなんて知らなかったぜ。うーん、いい曲や。Hallは年をとってもめちゃくちゃ歌がうまいね。渋いぜ。Mayer Hawthorneの赤いサングラスも、程よくチープかつポップな感じがしていて似合っている。でもそれ以上に、おそらくサッカーファンであるドラムの人の顔が癖になって仕方がない。気になる顔をしている。

 

Mayer Hawthorneはこの曲もいい。

 


Mayer Hawthorne - No Strings

 

Hall & Oatesならこの曲が好きです。

 


Daryl Hall & John Oates - Rich Girl (Audio)

 

小説でも、好きな作家の作品のあとがきに解説を書いている作家を読んでいくことで、芋づる式に自分の好きな作家を見つけることができる。保坂和志に柴崎友香、長嶋有、堀江敏幸など。保坂和志の「季節の記憶」は、なんか読んでるときに脳が活性化しているような感じがして、すごく面白かった。

 

季節の記憶 (中公文庫)

季節の記憶 (中公文庫)

 

 

今の若者は本を読まないと言われているけれど、そりゃそうやろとも思う。この本というものが小説のことなのか哲学書のことなのか教養に関する本のことなのかは分からないけれど、基本的に小説は社会とは異なった価値観を提示する。社会は効率的で役に立つもの、簡単にいえばお金になるものに価値の重きが置かれる。学校教育でも個性を伸ばそうとは言われているけれど、結局はみんなが同じように勉強をして同じように進学していく。そのほうが教える側は効率的であるし、入社してからも言うことを聞いて真面目に働くサラリーマンになるからだ。でも小説は違うからね。そんな価値観の社会に慣らされていたら小説に価値を見出せない子だっているでしょうよ。だからこそ小説を読むことで救われることもあれば、小説の世界と自分が生きている社会の違いが浮き彫りになって、読む前よりも息苦しさを感じるようになることもある。大人は本を読む子を褒めるけれど、子どもが本の内容のように生きるのは嫌がる。小説を読んでいたら会社なんか辞めたくなるからね。読まんくても辞めたいのに。

 

本を読むって気分に左右されるよね。めっちゃ読める時期と全然読む気が起きない時期。本を読んだって、人生大して変わらんなあみたいな時期がたまに来る。それは別に本が悪いわけじゃなくて、行動しない自分のせいなんだけれども。

 


SUNNY CAR WASH - ティーンエイジブルース

 

 この曲の

 

世界を変えられない僕を 世界も変えられはしないだろう 

 

って歌詞には喰らいました。すごい分かる、この感覚。結局いつまで経っても受け身の人生を送っている自分が悪いんだけれども、なんか世界を憎んでしまう。 世界のせいにしてしまう。分かってはいるんだけれども。とりあえず、明日は無為な一日を過ごさないように、朝の間に起きられるように頑張ろう。

ワールドトリガー、待望の新刊19巻にまん腹です

クリスマスが近づいてきた。クリスマスソングは幸せな気持ちになれるからいいよね。最近は、まん腹のこの曲をよく聴いている。

 

 

可愛い曲。シャンメリー好きだったな。何の味なんか全然分からんけど飲んでた。でも、やっぱり最強のクリスマスソングはマライアキャリーやわ。

 


Mariah Carey - All I Want For Christmas Is You

 

ああ名曲。お歌がお上手。英語の授業でこの曲の歌詞を読んでみようというものを昔受けたが、さすが英語の曲、なかなか韻を踏んでいることを思い知らされた。

 

話は変わって、ワールドトリガー19巻買いました。

 

ワールドトリガー 19 (ジャンプコミックス)

ワールドトリガー 19 (ジャンプコミックス)

 

 

相も変わらず面白い。今回はヒュースが玉狛第二に入隊して、初めてのBランク戦。ものすごくいいところで連載休止になっていたから、本当に連載再開が嬉しい。村上の黒い弧月、カッコイイ・・・。単行本の表紙カバーをめくると、いつもキャラ紹介が描かれているのだが、今回は葦原先生自身が描かれていた。「生存確認 葦原大介」。安心しました。無理のない程度にがんばってください。応援しています。アシスタント兼マネージャーのこまさんを紹介する文章の、ホラー映画と謎の駆け引きをするくだりに笑ってしまった。そして、王子と蔵内は元弓場隊なのか。弓場隊はいつか見ることができるのだろうか。ワールドトリガーみたいな群像劇というか、脇役のキャラが活躍する漫画は面白い。主人公がだれか分からない感じ。ハンターハンターとか、おおきく振りかぶってとか。まあ、野球漫画はそりゃ脇役が活躍するか。

 

ワールドトリガーはジャンプスクエアに移籍して連載が続けられる。ジャンプスクエアは月刊ジャンプに代わって創刊された。月刊ジャンプは実に懐かしい。昔買っていました。コロコロコミック、Vジャンプと雑誌が変わっていき、そろそろ自分もジャンプを読んでいいころだろうと意気込んで、購読雑誌をジャンプに乗り換えた。いざ買ってみると、全然知らない漫画ばっかり。ワンピースもないしナルトもない。なんでやと思ったら、週刊少年ジャンプではなく、月刊少年ジャンプを買っていた。今思えば気づくやろとは思うけれど、当時の自分は全然気づかなかった。まあ、買ってしまったものはしょうがないということで読んだところ、これがなかなか面白い。当時、月刊少年ジャンプでは冒険王ビィト、ドラゴンドライブ、クレイモア、I'llなど面白い漫画がたくさん連載されていた。わたるがぴゅん!も面白かったし、ファイヤーエムブレムも面白かった。アベックボール投げてみたかった。ファイヤーエ"ン"ブレムではなくエ"ム"ブレムであるということは大分あとになって気づいた。そして、なんといってもそのころには、最強のギャグ漫画、ギャグマンガ日和が連載されていた。初めて読んだ時の衝撃。でんじゃらすじーさんで満足していた自分は、まさに井の中の蛙であった。初めて読んだ話は、帰国子女という嘘をついてしまった転校生の話。そして、それを純粋に信じる転校先のクラスメイト達。転校生は後に引けなくなって、嘘に嘘を塗り固めるものであった。最後のイブラヒモビッチに捧げた黙祷、そして「イブラヒモビッチってだれだよ・・・」という心の声。少年だったわたしは、純粋な心が時に人を苦しめるということを学びました。嘘です。ただただお腹が痛くなるぐらい笑いました。明日絶対に仲のいい友達に、最高の漫画を見つけたことを報告しようとワクワクしていたのを覚えている。

 

ギャグマンガ日和 5 増田こうすけ劇場 (ジャンプコミックス)

ギャグマンガ日和 5 増田こうすけ劇場 (ジャンプコミックス)

 

 

ギャグマンガ日和はアニメのOPも面白い。そして、Vジャンプから月刊少年ジャンプに乗り換えたときの、あの紙のにおいの変化を今も覚えている。あれも込みで雑誌を乗り換えた思い出になっている。

 

しばらく月刊少年ジャンプを購読した後に、改めて週刊少年ジャンプに乗り換えた。月刊少年ジャンプも面白かったけれど、やっぱり週刊少年ジャンプはもっと面白かった。人気の漫画だらけだった。そしてここでもまた、ギャグマンガ日和の作者、増田こうすけの師匠である、うすた京介の「ピューと吹く!ジャガー」に出会うことになる。自分の学生時代は、部活の時間にハンターハンターとピューと吹く!ジャガーの話ばっかりしていた。ルフィのゴムゴムの技を順番に言っていって、どっちが先に出てこなくなるかとかもやったな。そして、週刊少年ジャンプを買おうと思い、間違えて月刊少年ジャンプを買ってしまうという第一の罠に続く、第二の罠にはまってしまった。そう、赤マルジャンプである。月刊少年ジャンプの経験から学んでいたつもりが、まさか第二の矢が控えているとは。買ったら全然知らない漫画だらけじゃないか。しかもほとんど読み切り。ちょっとだけ本誌に連載されている作品の四コマ漫画とかが載っているだけで、あとは知らない漫画。よく見ると表紙に赤マルジャンプと書いてある。いやもっと目立つように書かんかい。「赤マル」をもっと大きく書かんかい。そして表紙に本誌連載の人気漫画を持ってくるんじゃない。紛らわしいやろ。これ狙ってやってるやろ。悪質やわ。銀魂にもこんな話があったな。ということは全国で多発しているんだろう。

 

高校生になると、青年誌の漫画を読むようになり、ジャンプから遠ざかることもあった。しかし、時間が経ってジャンプに戻ってくると、まだまだ面白い漫画が連載している。いつになったらジャンプから卒業できるのか。とりあえず、おだっちと冨樫先生よりは寿命が長いはずやから、ワンピースとハンターハンターが終わるまでは読むでしょうよ。死ねねぇ。

そろそろ色んなブログで2018年の年間アルバムランキングの記事が書かれるころですな

最近、Helsinki Lambda Clubが精力的に活動している。2nd mini albumがリリースされて、YouTubeにもpvが上がっている。

 


Helsinki Lambda Club – 引っ越し(Official Video)

 

でも、ぶっちゃけHelsinki Lambda Clubの新しい曲を全然聞いていない。今更ファーストアルバムにはまっている。

 

ME to ME

ME to ME

 

 

このアルバムが出たばかりのときは、あんまり聴かなかったけれど、二年が経過した今、このアルバムの良さに気づいた。なんか最近、一聴してすぐいいなと思っても、すぐに飽きてしまう。逆に、最初に聴いてピンとこなかった曲が、時間が経ってから良くなる。だから、最近は発売されてから1、2年経ったアルバムをよく聴いている。このアルバムでは、「メサイアのビーチ」と「彷徨いSummer Ends」が好きだ。でもこの曲も好き。

 


Helsinki Lambda Club − 目と目 (official video)

 

Helsinki Lambda Clubの中でも、割とシンプルな構成の曲だと思う。イントロのギターが気持ちいい。そしてサビ以外の部分が全部好きだ。サビも悪くないけれど、サビ以外の部分がめちゃくちゃいい。サビ以外の部分が良すぎて、サビの部分が普通に聴こえる。そんぐらいサビ以外の部分が完璧。いやサビも含めて好きですよ、この曲。でも実際、この曲に限らず、サビ以外の部分は文句なしでいいのになあ、サビがちょっと物足りないなあって曲はある。個人的にはミスチルの「CROSS ROAD」とか、GOING UNDER GROUNDの「STAND BY ME」とか、the pillowsの「LITTLE BUSTERS」とか、全部いい曲なんだけど、なんかサビがもうひとつ物足りない気がする。なんやろな。

 

そして、音楽と出会うときは、友達とかにオススメされるよりも、ネットで自分で探したものの方がしっくりくる。あまり、他人に直接オススメされてハマった試しがない。あんまり自分からオススメしない性格だから、オススメされると押し付けられてる感覚を覚える。なんかオススメされたら聴かなあかんという義務感が生じて、必死に聴いてしまってしんどくなる。そして先ほども言ったが、ハマる音楽っていうのはいつでも時間差で来るから、オススメされてすぐにいいとはあんまりならない。大学のときに無理やり渡されたとあるバンドのCDは、自分の好みには合わず全然よくなかった。それなのに感想を聴かれて、何とも言えない返答をしCDを返そうと思ったら、それはあげると言われた。ひいいってなった。

 

それに対して、ハマる曲はSoundCloudやSpotifyを適当に流しているときや、自分の好きな曲に関する情報をネットで検索しているときに不意に出会ったりする。あとはブログを書いている人たちの年間ランキングとか。関わりのある人間から直接オススメされているわけではないが、他人がオススメしている曲を聴いているという意味では、受動的な行為かもしれない。しかし、なにかいい曲ないかなと、ある意味では探しに行っているという能動的行動が、知り合いに直接オススメされることとの違いかもしれない。最近では、ユニクロのフリースのCMの曲がいいなと思い、その曲の情報について調べているときに偶然出会ったこのツイートのおかげで、Handsomeboy Techniqueを知ることが出来た。

 

 

ありがとうございます。Handsomeboy Techniqueめっちゃいいです。知りませんでした。

 

名もなきブロガーたちから教えてもらったいくつもの名曲たち。そのブロガーたちは、ただ単に自分の好きなアーティストについて書いていただけだろう。それでも確かに、私は彼らから影響を受けて、色んな曲を好きになっている。皆様の2018年の年間アルバムランキング、楽しみに待っております。

おれもはらいそに行きたい(細野晴臣「アンビエント・ドライヴァー」)

細野晴臣さんのエッセイを買いました。

 

アンビエント・ドライヴァー (ちくま文庫)

アンビエント・ドライヴァー (ちくま文庫)

 

 

この本には、1995年から1996年までと、2002年から2006年までに書いたエッセイが収録されている。

 

細野さんはとにかく声が渋いよね。Eテレの2355での細野さんのナレーションとか、聞いてたらマジで落ち着く。寝ちゃう。けど寝ちゃったら明日が来ちゃうから粘る。明日になれば仕事が来ちゃうから粘る。次の日寝不足でしんどくなる。そんぐらいリラックスできる。この本によると、細野さんは中学生の時点で声変りが終わっていたようだ。中学生でこの声は渋すぎるぜ。でも、えてして人間は録音した自分の声を聞くと、気持ち悪く感じるものなんだろうか。なんかがっかりするよね。あと、自分が歌っているところを録音すると、勢いよく歌っているつもりなのに、録音されたものでは全然抑揚がなくてのっぺりしているよね。録音したことないですか?

 


ジャルジャルのネタのタネ『すし屋やめて歌手目指す奴 パート1』【JARUJARUTOWER】

 

このネタ見たとき俺だけじゃないって思ったんですけどもね。カラオケとか行ったときに、みんなにどんな風に聴こえてるんやろう。気になる。カラオケは恥ずかしすぎて、お酒が入ってないと行けません。

 

この本も読んでいたら細野さんの渋声で再生される。寝ちゃいそうになる。別に退屈という意味ではなく。

 

それにしても細野さんは、なかなか生活に疲れていたんだなということが分かる。大自然に触れることに喜びを感じていたり、ネイティブアメリカンの考え方を参考にしたりしている。そして、スピリチュアルな話も多い。円盤、いわゆるUFOを見た話だとか、金縛りにあって白い靄が身体に入り込んだ話とか。ぶっちゃけ自分はそういう話を信じないほうだ。しかし、この本の中で細野さんは次のようなことを言っている。

 

ところで、人間が何かを感じる領域というのは、非常に限定されている。芸術にはその領域を広げる力がある。しかし、それだけの力を持つ者はそう多くない。同じ刺激が続くと麻痺してくるのは、人間なら誰しも同じこと。そして、違うところをくすぐってほしいと思うものなのだ。僕自身、音楽によって何度も感覚を広げられてきた。たとえばある時期、僕は音楽を聴く能力、そしてそれと表裏一体の表現する能力の限界を強く感じていた。そんなときに初めてマーティン·デニーのエキゾティック·サウンドに出会い、くらくらするほど未知の領域を刺激されたのだった。快感は、感覚が広げられたその瞬間にやってくる。未知の感覚があることを教えてくれるという点では、モンドも同じだと思う。 p44

 

色んな芸術に触れて感性を磨いた人間には、普通の人間には感じられないことも感じられるようになるのかもしれない。人間はそれぞれ見えている世界が同じとも限らないしね。それぞれの人間の世界って、受けてきた教育や触れてきた芸術によって、全く違うものになってくるのだろう。音楽家の中では当たり前のことも、一般人にとっては未知のことであろう。でも、このそれぞれの当たり前がコミュニケーションにおいては難しいよね。

 

そんな細野さんの疲れたエピソードもちょいちょいあるから、この本を読んだ後だと「はらいそ」の歌詞も皮肉めいて聴こえてしまう。

 

ここは 住めば都の大都市 明日も抜けられない島国

 

ここの歌詞は、移り住んだ先での楽園が素晴らしすぎて抜けられないと言っているのか、日本を皮肉しているのか。考えすぎかな。水木しげるも大自然のほうがいいとか言ってたし、楽園に行きたいって言ってたな。

 

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正直はっぴいえんどの良さは、まだイマイチ分かっていない。「風をあつめて」と「暗闇坂むささび変化」ぐらいしか好きじゃない。けれども細野さんのソロ作品は好きだ。いわゆるトロピカル三部作のなかではトロピカルダンディーが一番好きです。

 

トロピカルダンディー(紙ジャケット仕様)

トロピカルダンディー(紙ジャケット仕様)

 

 

なんちゅう怪しいジャケット。最後の2曲のインストによって、このアルバムが映画のサントラみたいな雰囲気になっていて良い。全部通してスルッと聴ける。これまた落ち着く。

 

やっぱり人間、普通に生きていくだけでも大変やなと思いますよ。普通じゃないよホントに。なんか自分自身は色々悩んでいるのに、周りの人は自分ほど深く物事を考えていないんじゃないかって思ってしまうときあるよね。でも、細野さんが自分以上に色んな事に悩んだり考えたりしてて、冷静になったら当たり前なんだけども、意外と大変なんだなと思った。まあ、だからといって自分の悩みが軽くなるとかはないけどね。うちはうち、よそはよそ。といいつつ共感する日もある。人間のバイオリズムはよく分かんねえぜ。

 

秦基博のプールはハモってないけど名曲

家から一番近いコンビニにセブンイレブンがあり、普段はよくそこへ行く。しかし、今日はなんとなく気分が乗っていたから、ちょっと遠いローソンまで足を伸ばした。

 

ローソンのアイスコーナーを見ると、アイスの実の白いカフェオレ味が売っていた。これめっちゃ好き。昔はアイスの実じゃなくて、独立したやつで売ってた気がする。調べてみるとあった。

 

 

好きすぎて2個カゴに入れた。

 

その後、デザートコーナーに行くと、プレミアムロールケーキにイチゴが2つ埋め込まれた期間限定商品が売ってあった。なんでも明日11月22日はいい夫婦の日であり、カレンダーを見ると22日の上は15日であり、そこからイチゴをねじ込む発想になったらしい。BoAもびっくりのねじ込み方。そして、ただでさえおいしいプレミアムロールケーキにイチゴが入ってるもんだから、これも絶対においしいに違いないということで、ゴリゴリの独身でも関係なくカゴに入れた。そうするとプレミアムロールケーキに合う飲み物が欲しいということで、カフェオレを買った。レジに行ってから、カゴに入っているアイスの実カフェオレ味と普通のカフェオレを見て、いやめちゃくちゃカフェオレ好きやんって自分で思った。ちょっと恥ずかしかった。

 

そして、レジで会計をしてもらっていると、レジのおばちゃんが「カードをお作りいたしましょうか?」と聞いてきた。結構ですと答えると、「いっつも買いに来てくれるから、カード作ったらポイント溜まってお得やと思うんですけどね~」と言ってきた。底抜けに明るく。いや、このローソンまだ2回目。すげえな。しかも前おばちゃんおらんかったから、今日完全に初対面やで。すごい常連客みたいに接してくるけど。向こうはホンマに勘違いしてんのやろか。初めて会う客って分かっときながらこれを聞いてきたんやったら、恐ろしいほどの強心臓やで。ようそのスタンスねじ込んできたわ。BoAもびっくりやで。そして、なぜか愉快な気持ちになり、次このローソンに来ておばちゃんにカードの発行を勧められたら作ろうと思った。待っとけ、おばちゃん。

 

最近寒くなってきたということで冬の曲を聴いている。Base Ball Bearの「白雪の彼女」いい曲。

 

白雪の彼女

白雪の彼女

  • Base Ball Bear
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

ていうか10代でこんなアルバムを作るの凄いと思うねんけどなあ。

 

HIGH COLOR TIMES

HIGH COLOR TIMES

 

 

確かにナンバーガールの影響を受けているのはものすごく感じるけれど、私の中では名盤ですよ。10代で「おれは思い出主義者」って言っちゃうボーカルの小出さんは、どんな学生生活やってん。振り返るん早すぎるやろ。よっぽど高校が面白くなくて中学が恋しかったのか、めちゃくちゃ高校が楽しくて今が楽しくなさすぎるかのどっちかやな。懐古するには早すぎる年齢やけど、気持ちは分かる。早熟だったんだろう。

 

それにしても、中学の時の自分は、歌手の声をめちゃくちゃ気にしていた。だからBase Ball Bearが影響をモロに受けていると知っておきながらも、ナンバーガールなんてとても受け付けなかったし、マキシマムザホルモンのダイスケはんのデスボイスなんて意味が分からなかった。今はどっちもいけるけど、あのころは繊細でした。

 

あとは、ハモリ絶対主義的なところもあった。サビではハモってくれんとって思っていた。ハモってくれな、なんか物足りんという気持ちを抱いていた。だから、さっきのBase Ball BearのHIGH COLOR TIMESも、ハモっている曲は3曲目の「空飛願望」だけだったので、そればかり聴いていた。秦基博も好きだったけど、ファーストアルバムのコントラストではハモってる曲なんて一曲もなかった。

  

コントラスト

コントラスト

 

 

中学生のころの自分は「もっとハモったら、もっといい曲になるのに」という、今では意味の分からない価値観に囚われていた。このアルバムの後に出したシングル「キミ、メグル、ボク」で、やっとハモったかと思った。なんやねん、ハモってほしいという謎の価値観。今はもうこんな謎の価値観など持っていません。

 

それにしても秦基博の「プール」は名曲ですね。

 

 

すげえいい曲。全然ハモってないけど。

 

秦基博とフジモンとオリックスの西とT-岡田って顔めっちゃ似てるよな。

 

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ローソンのおばちゃんも自分とこれだけ似てる人が常連におったから間違えたんかな。それやったらしょうがない。

 

プールといえば数年前に、中学生がプールに金魚を放つという事件があったな。

 

www.excite.co.jp

 

そして、短編映画化までした。

 

goldfish-pool.com

 

ニュースの段階では、ネット上で青春だなどと騒がれていたが、映画の方はなかなかに現実的というかパンクというか。予告編の映像の一幕であるこの言葉がうまく表していると思う。

 

どん詰まりの国道を、息をつめて駆けぬける25分。

 

我々はフィクションやノスタルジーを求めすぎていて、無理矢理に中学生を純粋で青春の象徴のように捉えているのかもしれない。けれど実際の中学生には、退屈でエネルギーを持て余している子だっている。エネルギーを持て余した中学生が、どん詰まった末に行った事件。それをリアルに描いているのが良かった。

 

年齢を重ねると、なんであの頃、あんな意味の分からんことにこだわっていたんだろうと思うことがある。色んな事を許せるようになって、私は大人になっていっています。

サマージャム'95は聴くけれど、クラブには行かないし海にも入らない

今さら録画していたブラタモリの湘南編を見る。

 

www.nhk.or.jp

 

番組冒頭でのタモリの一言。

 

私は海が好きなんですけどね

人が多い砂浜が大嫌いなんです 

 

ありがとう、タモさん。私のような日陰者の気持ちを代弁してくれて。そう、海は入るものではない。眺めるものなのだよ、諸君。スチャダラパーの「サマージャム'95」も、ケツメイシの「夏の思い出」も、湘南乃風の「睡蓮花」も聴く。だけど、クラブにはいかないし、車でビーチボールを膨らませることもないし、濡れたまんまでイッちゃうこともない。ごめんなさい、嘘をつきました。湘南乃風だけは聴きません。流石にアゲアゲ過ぎる。

 

そう、海に入る派と海を眺める派は決して相容れることはないのだ。しかし、おそらく海を眺める派の中には、海に入る派のような人生に憧れているものもいるだろう。しかし、海に入る派のものたちは、海を眺める派のものに憧れることは絶対にない。別に入る奴らは眺めることもできる。そう、どっちもできる。眺める奴らは海へは入れない・・・。悲しき片思い。いや、入ろうと思ったら別に入れるねんけどな。

 

海を眺める派の自分からしたら、絶対自分の方が繊細な名曲を知ってるわと思うけど、海に入る派のやつらは自分の知らないガチガチのアゲアゲ系の名曲を知っているんだろうね。何このパラレルワールド。絶対交わらんやん。そして世間的には、向こうの方が楽しそうやん。

 

そして気になる夏の曲といえば、やけのはら×ロンリーの「ヤングリーフ」。

 

 

この曲どっかでデジタルでいいからダウンロードできないのだろうか。欲しい。

 

今回のブラタモリは、湘南はどこからどこまでの範囲?ということで始まった。それにしても、ブラタモリでのタモさんは物知りすぎる。なんやこの人。解説役の人が説明する前に答え言っちゃうやん。小学生やったら先生に嫌われるタイプやで。でも、あれ可哀想よな。賢いだけやねんから、むしろ褒められるべきでしょうよ。

 

湘南のルーツは中国にあるとのこと。大磯から見える相模湾の風景が、中国の川である湘江の南の景色に似ていて素晴らしいことから、湘江の南、湘南ということになった。関西の自分からしたら、湘南のイメージは江ノ電沿線って感じやったけど、ルーツは大磯にあったんやね。そもそも明治時代に大磯に海水浴場ができたのが、湘南の始まりとなった。明治時代の海水浴は、潮湯治といって、波が激しい海に入ることでリウマチの治療になると考えられ行われていた。そして、理想的な海水浴場として、侍医である松本順という人が定めた条件にあった場所が大磯であった。その条件のひとつが、北風を遮るための山が海岸の西北の方向に位置しているということだ。

 

では、なぜ大磯に山があったのか?この質問に我らがタモさんは答えられるのだよ。フィリピン海プレートと大陸プレートが押し合う位置に大磯は位置しており、フィリピン海プレートに押し上げられて起きた大陸プレートの隆起によって、山が形成されたのだよ。どうだ、すごいだろ、我らのタモさんは。我がタモリ。

 

結局、番組中に湘南がどこからどこまでの範囲を指しているかという明確な定義は為されなかったけれど、湘南のルーツを知ることはでき、大変勉強になった。湘南いいよね。江ノ電がいいよね。旅行に行ったとき、ベタに江ノ電に乗りながらアジカンの「サーフ ブンガク カマクラ」を聴いた。

 

サーフ ブンガク カマクラ

サーフ ブンガク カマクラ

 

 

アルバム通して30分ちょいでサクッと聴けるのがいいよね。3曲目の江ノ島エスカーが特に好きだ。実際のエスカーは思ってたよりもショボいエスカレーターやったけど。

 

それにしても鎌倉高校と七里ヶ浜高校は立地最強やな。すぐ海行けるもんな。体育祭とか文化祭の打ち上げで、海で花火とかするんやろか。楽しそー。旅行に行った時も、女子高生3人が海の堤防に座っている風景が、江ノ電の車窓から見えた。映画やん。羨ましいぜ。勉強が出来なかろうが、散髪に失敗しようが、塩害が凄かろうが、湘南にある高校に通える時点で勝ち組やんって思う。

 

そして、人生においてそんなに海に関する思い出が無いのに、なぜに湘南の海を見るとノスタルジーを感じるのか。確かにスラムダンクとかピンポンとか読んだり、冨田ラボとCHEMISTRYの「ずっと読みかけの夏」聴いたりして予習凄いしたけど。実体験伴ってないからな。

 

旅行が終わってからは、この本を買って何度も思い出を反芻してました。

 

江ノ電10キロ15駅の小旅行 (OAK MOOK)

江ノ電10キロ15駅の小旅行 (OAK MOOK)

 

 

この本、各駅の区間での江ノ電の写真が載せられてあって、めっちゃいいですよ。こんな風景撮れるんかよ、行く前に読みたかったわってなりました。そして向田邦子が言っていた通り、旅行は終わった後に反芻するのが楽しい。

 

男どき女どき (新潮文庫)

男どき女どき (新潮文庫)

 

 

また鎌倉に行きたいなあ。

ユニクロのフリースのCM曲を教えてくれる師匠が欲しい

誰でもいい。誰でもいいから、ユニクロのフリースのCMの曲を教えてください。

 


フリース UNIQLO 2018Fall/Winter

 

このAvalanchesっぽいのは誰の曲なんだろう。なかなかにいい曲。調べても、みんなAvalanchesっぽくて気になるということしか出てこない。私も同じ気持ちです。気になって仕方ない。Shazamにかけても出てこないといってる人もいた。私も同じことしました。ユニクロさん頼みますよ~。教えてくださいよ~。CM用の自作の曲やったらセンス良すぎまっせ。

 

www.gissha.com

 

気になるCM曲といえば、結構昔のサントリー伊右衛門のやつもよかった。流石の久石譲作曲。

 


「伊右衛門」新テーマ曲 - 師匠の為に篇

 

6年前のCMの曲。未だにリリースされていないから、今後もされることはないだろう。めっちゃ落ち着くいい曲やから、5分ぐらいでガッツリ作ってほしいぜ。曲もさることながら、CMもいい。師匠の柄本明渋すぎる。「抹茶か・・・」と溜めてからの破顔。もっくんも一安心。私もいい師匠がほしい。いい師匠に憧れる。ワンピースのレイリーみたいな師匠が欲しい。やっぱ師匠は白髪で髭をたくわえてないと。

 

そして未発表といえば、とんかつDJアゲ太郎の実写映画化の話はどうなったんだろう。

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結構前から言ってなかったっけと思って調べたら、実写映画化発表から1年が経ってる。それから全く情報が更新されていない。おいおい流れちゃったんかね。アニメ化決定のときもホンマか?って思ったけど、実際にアニメ化したし、実写映画化もあるっちゃあるんかと思って信じてたけど。でもピューと吹く!ジャガーですら実写映画化したから、行けるっしょ。

 

ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE [DVD]

ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE [DVD]

 

 

ジャガーさんの漫画はお腹が痛くなるぐらい笑えるけど、映画の方は見たはずやのに何の記憶にも残ってない。つまりそういうことだろう。要潤も、ようオファー受けたわ。もし、うすた京介のファンやったから受けたとしたら、黒田以上の男気を感じる。男、要潤。でも要潤ってふざけるのが好きそうやから、何とも言えんことになるって分かってて受けた可能性もあるな。違うかったらごめんなさい。漫画では、ハミィとハマーが遊園地でケンカする話とみんなでしゃぶしゃぶを食べに行く話が好きです。あとポギーが出てくる話も全体的に好きです。Wikipediaのポギーの説明欄だけで笑える。めちゃくちゃや。

 

中学生のころは、ジャガーさんをただのギャグマンガとして読んでたけど、大学生になって読み返すと、ジャガーさんたちの自由な日常系漫画としても読めるようになって、より一層面白くなった。それでも町は廻っているとかよつばと!とか、中学のころに読んでも全く面白くなかったやろうな。今はめちゃくちゃ面白いけど。自分も台所の机の下におもちゃとか集めて、基地みたいなん作ったなあって懐かしくなる。こういうジャンルは年齢を重ねて、人生において振り返る部分が多くなってからの方が面白いもんな。でも、このジャンルは二番煎じが多いことも事実。似てる漫画多いよね。

 

とりあえず、どなたかユニクロのCMの曲が分かったら教えて頂きたい所存でございます。よろしくお願いいたします。

風のクロノア2面白かったよね、ストーリー全然覚えてないけど

今日はすごく天気がよかったですね。穏やかな一日。JUDY AND MARYの「イロトリドリ ノ セカイ」を聴きながら散歩しましてん。

 

 

いい曲やで。秋にピッタリですわ。この曲は、ギターのTAKUYAが自身のソロプロジェクトであるROBOTSのために書いたものだが、YUKIがえらく気に入ってしまい、JUDY AND MARYでもリリースすることになったらしい。めっちゃいい曲ですからね。私にはYUKIの気持ちが分かりますよ、ホントに。

 

イロトリドリ ノ セカイ

イロトリドリ ノ セカイ

 

 

JUDY AND MARYはかっこいいよね。YouTubeに「OVER DRIVE」をギターのTAKUYA本人が弾いてみたという動画があって、めちゃくちゃかっこいい。ギターなんか全然弾けんし、よく分からんけど、素人と比較して一線を画してる感あるもんな。知らんけど。そして、このギターの色も懐かしい。あと手の動きとか全体的にうるさい感じも懐かしい。

 


【本人が弾いてみた】OVER DRIVE / JUDY AND MARY(ギター)

 

JUDY AND MARYといえば、PS2の太鼓の達人で「そばかす」をよく叩いた。ブルーハーツの「リンダリンダ」とかミスチルの「シーソーゲーム」とかも入ってたな。タタコン持ってたけど、叩くタイミングが毎回ちょっと遅くて、魂が口からピューピュー抜けていってた。自分のリズム感の無さよ。太鼓の達人のキャラに名前あるんかなと思ってWikipediaを調べたら、思いのほかキャラが多い。太鼓の達人、こんなことになってたんや。そしてあの太鼓のキャラの名前は和田どんであった。和田どんの口から抜けていっているのは、和太鼓の魂であるらしく、それが抜けきってしまうとただの太鼓になってしまうらしい。何回かただの太鼓に戻したしまったことあるわ。和田どんよ、申し訳ない。

 

ゲーセンに行ったら太鼓の達人めちゃくちゃうまい人おるよね。Myバチ持ってる人。あれ毎回見てしまう。もうやってる側も見られることを意識して叩いてる。くるくる回りながら叩いたり、踊りながら叩いたりしてる人いるもんね。あれはもう体に染みついているのだろう。反復練習の賜物。太鼓の達人は、今話題のe-Sportsの競技にはなっていないんだろうか。なったら結構面白い気がするのにな、と思っていたら、素人の想像もつかない問題がいくつかあるらしい(【今日のコラム】音楽ゲームは「e-Sports」になれるのか?― tatumaga! -tatuto's blog-)。筐体の差なんて考えたこともなかった。ホンマにプロの世界やね。芸術点的な採点方法も、技名とかが確立してないから難しいんだろうね。でも、一応e-Sportsじゃないけど太鼓の達人の世界大会(太鼓の達人 ドンだー!世界一決定戦2016)は開催されてたんだね。

 

太鼓の達人のWikipediaを見ていたら、風のクロノアとコラボしていた。風のクロノア2面白かったなあ。

 

風のクロノア2 ~世界が望んだ忘れもの~ PlayStation 2 the Best

風のクロノア2 ~世界が望んだ忘れもの~ PlayStation 2 the Best

 

 

キャラも可愛かったし、パズル的要素も面白かった。スノボーで進んでいくステージのBGMが可愛くて、何回もそのステージをプレイしたな。なに歌ってんのか歌詞は全然分からんかったけど。でも、あのころの自分は、ゲームをやるうえでストーリーなんてどうでもよくて、とりあえず操作ができればよかったから、風のクロノアがどういった世界観だったのか全く分からずにやっていた。あれどういうストーリーやったんやろう。今も分からん。キングダムハーツも一番最初のやつは、ムービーをスキップ出来んからしょうがなく見てたけど、キングダムハーツ2からは、スキップが出来るようになってガンガン飛ばしてたから、訳が分からんようになった。ただでさえ訳が分からんストーリーやのに。

 

とりあえず今欲しいものはリズム感ですね。