牛車で往く

電車に乗ってるときなどの暇つぶしにでも読んでください

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ファミレスのボックスシートで過ごす夜

夜にはだいたい部屋に適当な音楽を流しながら過ごしているんだけれど、そんな風にしながら本を読んでいると曲の歌詞のほうに意識が引っ張られて読むのに集中できないときがあって、なんだかメロディに言葉があるのは鬱陶しいなと感じることがある。ってこと…

ヘルシンキもイコルスンも神戸もカルピスゼリーも何度でも良い

夏になって夏の曲が聴きたくなって聴くのはなんとも単純すぎるなあと思うのだが、聴きたくなったのだから仕方がない。 自分はHelsinki Lambda Clubの「彷徨いSummer Ends」の1:10あたりのギターギュワワワーンの部分がめちゃくちゃ好きで、何度も巻き戻して…

台詞もいいけどキャラの表情もいいし結局全部いい(平方イコルスン「駄目な石」)

久々に平方イコルスンの「駄目な石」を読み返して『最高やなあ』となり、これまたすぐさま何度も読み返す。なんか良すぎたんで今さら感想を書きます。 駄目な石 (楽園コミックス) 作者:平方イコルスン 発売日: 2015/11/20 メディア: Kindle版 まあとりあえず…

まだ夏練習だからエアコンの冷房をつけ始めるには早い気がする

気温が30℃を超える日がちらほら増えてきて、今がまさに初夏なんでしょうよって感じ。初夏凜々。 こちとら漢字が夏じゃなくて花やから春の歌かもしれまへんが。自分が中学生くらいのころに、FM802で飽きるほど流れていたSINGER SONGERの「初花凜々」。あのこ…

東京感のなんたるかを知る

夜中になんとなく、去年東京に行ったときの自分のブログを読み直した。東京を訪れたときに自分は 明治神宮球場で阪神ファンたちに囲まれたおかげで東京感を全く味わえていないことから、急遽、夜の東京駅を見に行こうということになった。失われた東京感を取…

カルピスゼリーが見つからない

今週の火曜日あたりから、夜が大変蒸し暑くなってきて、いよいよ日本らしい夏が近づいてきたって感じだ。今の時点で日中マスクを着けて活動してもものすごく暑いのに、7月、8月あたりになってもこのままマスクを着け続けなければならないであろうことを考え…

なかったかもしれない思い出とあったはずの出来事(滝口悠生「半ドンでパン」)

最近ではスーパーに買い物に行くと、新玉ねぎが売られている。新玉ねぎのなにが普通の玉ねぎと違うのかも分かっていないのに、名前に”新”が付いているだけで普通の玉ねぎよりも美味しそうに思えてくる自らの浅はかさ。シン・タマネギ(シン・ゴジラのシンの…

海と友人たちはいっしょ

暇すぎてピンポンを読み直す。 ピンポン (1) (小学館文庫 まC 2) 作者:松本 大洋 発売日: 2012/07/14 メディア: 文庫 相変わらず面白い。ピンポンは漫画、映画、アニメとあるけれど、自分は漫画が一番好きです。とはいえ、映画も面白くて極楽寺の階段でペコ…

2020年の5月のみんなはどんな感じなんだろう

夜、なかなか眠れないなあと思いながら布団の上でうつ伏せになっていると、息を吐き出すときにだけ、自分の鼓動が布団から跳ね返ってくるのに気がつく。息を吸うときにはピタリと止まるのに、吐き出すときにはまるで傷口が痛むように鼓動が心臓の位置を知ら…

オリエンタルな風を都合よく身にまとう

ゴールデンウィーク初日、まるでこちらが外出を自粛しているのを知っていて、意地悪でわざとそうしているかのように晴れ渡った天気。気温も初夏のように暖かい。っていうかちょっと暑い。いま外に出れたら最高だろうなあと思わざるをえないほどである。そん…

在宅勤務のいいところはすぐにトイレに行けるところ

全国に緊急事態宣言が発令されてから、一週間のうちの何日かは在宅勤務をするようになった。在宅勤務のいいところは、なんと言ってもギリのギリまで寝ていられるところと、お腹が痛くなってもすぐにトイレに駆け込めるところだ。一度、在宅勤務中に腹痛に襲…

コロナ禍と持て余したワンダーラスト

相変わらず続くコロナ禍。初めてコロナ禍という言葉を見たとき、読み方が「コロナか」と分からなかった。読み方を調べると「コロナ禍の読み方とは?」みたいな、答えをスッと書かないページばかりが検索上位に来ていてイラッとした。「みなさんはコロナ禍を…

イチゴは先端のほうが甘い

最近、イチゴにハマっている。スーパーでイチゴを見つけては買ってしまう。わたしは個人的にすっぱいものよりも甘いもののほうが好みで、なんなら甘ければ甘いほどいいと思っている。そして、そんなイチゴの食べ方についてなのだが、この前テレビ番組の「サ…

思い出の中のスズキの味噌焼きが忘れられない

ミスチルのPVが大量にアップされている。多分、コロナウイルスで自粛ムードの影響を受けて。 Mr.Children 「I'LL BE」 MUSIC VIDEO 「I'LL BE」のPVがフルでアップされているのは、本当にありがとうございますといった感じ。ときに、今の時代はもうPVではな…

卒業式のない卒業はいったいどんな感じなんだろう

4月になり新年度を迎えたけれど、それどころではないコロナウイルス騒動。かといって生活を止めることはできないのが正直なところ。極力外出しないように気を遣いながらも、平日は会社へと出社している。病気は人が死ぬ要因となるが、経済状況の悪化も人が死…

呼び起こされる個人的ノスタルジア(楠見孝 編「なつかしさの心理学」)

大学生の後半あたりから、やたらと昔を懐しむことが多くなってきたのだが、そもそもなぜ懐かしい気持ちになるのだろうとずっと気になっていた。自分の思い出に由来する懐かしさもあれば、全く身に覚えがないはずのものから感じる懐かしさもある。これは一体…

冬野きりんとハイパーミサヲと葛西純のデスマッチ

会社の同期の同僚が今年の3月いっぱいで会社を辞めるらしい。理由はまあ、どちらかと言えば後ろ向きなものだ。その同僚は物知りで色んなことを教えてくれて、だけどそれがウンチクを垂れるような押し付けがましさがなくて、わたしは彼のことが結構好きであっ…

「ものするひと」を読み返して思ったこと

落ち着いた夜を過ごしたくなって、ものするひとを読み返した。 ものするひと 1 (ビームコミックス) 作者:オカヤ イヅミ 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/03/12 メディア: コミック 1回目に読んだときには、この漫画の主人公の風景や人に向ける眼差し…

人生になかったはずのノスタルジー

トランスフォーマー マスターピース MP32 コンボイ (ビーストウォーズ) 発売日: 2016/10/29 メディア: おもちゃ&ホビー 最近は自分にとって懐かしい作品に関する情報が流れてきている。まずはビーストウォーズ。 www.cinematoday.jp トランスフォーマーシリ…

M-1グランプリ2019決勝の感想をいまさら

前回の記事から大分期間が開きましたが、M-1グランプリ2019決勝当日の感想について書こうと思います。いまさらやけども。 www.gissha.com 決勝当日は、お昼から決勝進出最後の一組を決める敗者復活戦が放送されていた。 \このあと午後1時55分~/M-1グラン…

M-1グランプリ2019決勝前夜までの感想

今年も最高でした、M-1グランプリ2019。 www.m-1gp.com 4分間の漫才にこれだけ笑って興奮できるのはすごいと毎年思う。ということで勝手にM-1を振り返っていきます。 わたしがM-1を意識し始めたのは今年の11月あたりからだ。なんかこう書くと、まるでM-1に挑…

誕生日とクリスマスのプレゼントを一緒にされていたクラスメイトの女子

12月23日が終わってから20分後に、a flood of circleの「オーロラソング」を聴き逃していたことに気づいた。別にわざわざ聴かなきゃと思っていたわけではないのだけれど、ふと思い出してしまった分、聴き逃がした感が強い。 12月23日生まれ プレゼントはまと…

おれの人生の延長線上にいる富樫勇樹を見に行くのだ(アナログフィッシュ「Iwashi」)

先日、大阪エヴェッサvs千葉ジェッツのバスケの試合を観に行った。千葉ジェッツには彼がいる。そう元NBA契約選手、富樫勇樹が。富樫勇樹を見てみたい、友人と話しているときにそんな話題になり、じゃあ大阪エヴェッサとの試合があるときに見に行こうとなった…

12月の漫画は田島・平方・葦原・田島

12月は好きな漫画がたくさん出て最高でした。 まずは田島列島の「水は海に向かって流れる」の2巻。 水は海に向かって流れる(2) (KCデラックス) 作者:田島 列島 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/12/09 メディア: コミック 素晴らしい。マジで素晴らスウ…

音楽と煙草とその先にある自由(映画「NO SMOKING」)

この前の土曜日はいつもより早起きをして映画を観に行った。細野晴臣のドキュメンタリー映画「NO SMOKING」。 hosono-50thmovie.jp 上映されている劇場が小さなところであったため、早めに行かないとチケットが売り切れると思い、上映開始1時間前に買いに行…

東京にフラっと行けるほどのフットワークの軽さがほしい(スズキナオ「深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと」)

最近読んだスズキナオ氏の「深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと」が面白かった。 深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと 作者: スズキナオ,ポッポコピー 出版社/メーカー: スタンド・ブックス 発売日: 2019/11/01 メディア: 単行本 この商…

ハロウィンに見る冷静と情熱のあいだ

今年の10月31日は木曜日であった。仕事を終えて家に帰りテレビを見ていると、ハロウィンで仮装した人たちのニュースが流れてきた。そうか、今日はハロウィンなんか。本当にみんなやってるんだね、ハロウィンパーティー。それこそフィクションの世界のように…

いっそのこと木偶の坊になれるかどうかよ

3連休ってあっという間に終わるね。毎週毎週休日がやってくるけれど、読みたい本や勉強したいことがなんやかんやで出来ずに終わる。昼間ってなんであんなにやる気が出ないんだろう。ダラダラしているだけで過ぎていくお昼の時間がもったいない。夜になると急…

テレビをつけたまま眠ったときのあの妙な幸福感(the Loupes「針の音」)

最近テレビをつけたまま眠ることが多くなってきた。別に見たいテレビがあるわけではないのだが、テレビの音を遠くに聴きながら目をつぶるとなんだか寝つきが良くなる気がするのだ。音量をちょうどいいぐらいに下げ(わたしの家のテレビでは7くらいがちょうど…

過去を振り返るのはいつだって今の自分(ペク・スリン「惨憺たる光」)

なんというか、9月、10月の時間はあっという間に過ぎて行っている。今年の夏は最高気温はそんなに高くならなかったが、暑い期間が長かった。9月なんてずっと夏の気温のままで、なかなか涼しくならなかった。だから9月になっても夏が終わった感じがしなくて、…